/iTS）をくっちゃべる後編でございまして、早速ですが８曲目「それでも友よ」。
空虹桜＞10年以上キャリア積んどいて、俺達の夢は始まったばかりさ（※２）とか言われてもねぇ。
Ｕ・Ｂ ＞サラッとヒドいことを仰る。でもホラ、その辺もひっくるめて、この泣きのヴォーカル感がいいじゃないですか。
空虹桜＞あっ、はぁ。
Ｕ・Ｂ ＞やる気ない切り返しを・・・ともかく、曲調とか雰囲気とかが、いかにもライヴの中盤みたいな感じで、嫌いじゃないです。次、９
曲目は「Mr.ハングリーマン」はイントロの唄い上げるヴォーカルが大好きなんだけど、曲自体はそうでも
ない。
空虹桜＞サビがさ、
Ｕ・Ｂ ＞唐突に深いところで話しはじめましたね。
空虹桜＞個人の趣味には関与しないの。
Ｕ・Ｂ ＞なんだかそもそもクロスフェーダのコンセプト全否定ですね。
空虹桜＞ハイハイ。でさ、サビのロマン中で溺れたい（※３）がド真ん中で溺れたいに空耳してて、残念なことに
空耳のがフレーズとしては上だっていう。
Ｕ・Ｂ ＞たしかにそれはそれで丈ちゃん（※４）が言いそうなフレーズだけども。
空虹桜＞どちらにせよタイトルのキャッチィさが生かしきれてはいないんだけどね。
Ｕ・Ｂ ＞今日はいちいちツッコミキッツいなぁ。さて10曲目「勇気の花」
空虹桜＞いかにも応援ソング的だよね。
Ｕ・Ｂ ＞今さらそれを言っちゃぁ的なとこだけど、むしろそこらすらコンセプトの内みたいなことは言ってた。
空虹桜＞アンタもだけど、基本的に素直な応援とか気持ち悪いと思う人たちじゃない。ウチらって。
Ｕ・Ｂ ＞臍曲がって生まれてますからね。
空虹桜＞だから、この曲つまんないんだよね。
Ｕ・Ｂ ＞よもやの全否定。でもついでだから乗っかって喋ると、結局のところ、「応援歌」（※５）との決定的な違いがあって、きっとなん
だけど、一般的というか普遍的にみんなを応援するより、誰か一人を本気で応援する方
が絶対多数に響くんだろうなぁと。
空虹桜＞ああ、それはたしかにあるかもしれないね。水撒きホースの先っぽを潰すか潰さないか的な。
Ｕ・Ｂ ＞そこ行くとというか、イナ戦が映えるのは月の曲だと俺は思ってんだけど、久々に出てきた月の曲「月の道しるべ」
空虹桜＞そこ行くって程の曲？
Ｕ・Ｂ ＞ホント、今回キッツいッスなぁ。いやね、たぶんこの曲は５年後とか10年後に利いてくる曲だと思ってんだけど、まず手短にわ
かりやすいところで、未来の地図の中で、進む方角を指し示してるのがこの曲なわけです。今までアルバムの中で前へ進む
こととか、進み方とか、進むテンションとかをずっと唄ってたのが、ようやくここでどっちが前かって話をしだしたと。
空虹桜＞ああ、ムーンウォークで進むワケじゃなけりゃ、逆方向行ってても前だっていう。
Ｕ・Ｂ ＞んだ。そゆことってわかってないヤツが結構それなりにいたりするんですよ。残念ながら。そして実際ホントに進み出す曲が12
曲目「ダイヤモンド」になってるんだけど、ここはもちろん大海原で舵をとれ（※６）って、長渕剛かよ！
っていう。
空虹桜＞・・・それって面白いの？
Ｕ・Ｂ ＞狭いジャンル的には「舵を取る＝ブチ」ですから！
空虹桜＞左様ですか。
Ｕ・Ｂ ＞あとまぁ、後悔って言葉は、夢をあきらめた人が、人生の終幕に呟いて出来たんだ
ろ（※７）が、絶対違うんだけどいいです。もう俺の中ではそゆことにしときました。
空虹桜＞13曲目は「旅立ち」はサビのテンポ上がってからがいい。
Ｕ・Ｂ ＞感じるまま 動き出した 理由なんて そこには無く ただ真っすぐ 君の胸に突き
刺されば、突き刺されば（※８）がスゲェ好き。
空虹桜＞ホントね、突き刺さってしまえばそれでいいんだよね。
Ｕ・Ｂ ＞そうそう上手く刺さんないから生きてる意味もあるんだけど。
空虹桜＞最後14曲目が「擦り傷」で、なにげに「応援歌」の逆。
Ｕ・Ｂ ＞イナ戦的には新しくて、イマヤス（※９）が良くやってるよな手法。
空虹桜＞ああ！そういえばそうだね。
Ｕ・Ｂ ＞実はこうやって応援されちゃうとスゴいプレッシャではあるんだけど、エネルギィに変わると半端ない。
空虹桜＞ダサいカッコは出来なくなっちゃうからね。
Ｕ・Ｂ ＞このアルバムを丈ちゃんは原点回帰だって言ってたんだけど、1st（※１０）の熱量の再現は今さら無理なお話で、でも、新しい
スタートというか、クラウンを終えて、も一回はじめ直すそゆ節目なアルバムにはなってるかなぁと。（※１１）
