空虹桜＞アレでしょ？解散するんでしょ？
Ｕ・Ｂ ＞違う！終業！
空虹桜＞んなこと、結局同じことじゃない。
Ｕ・Ｂ ＞社長、東京行くのはさすがに無理ッス！と嘆いておいて、どうし
てこのバンドが終業にこだわってるのかは来月紹介する1stフルアルバム（※２）
でよくわかるからまぁ、待ちたまえ。
空虹桜＞「こだわる」の使い方間違ってることはおいとくとして、なによ？その1stフ
ルアルバムってのは。今月はなんだってのさ！
Ｕ・Ｂ ＞んー、なんて予定調和な展開だろう。お前CD聴いたよな。
空虹桜＞はいはい。でも、４曲入りミニアルバム（※３）にわざわざ１回費やすのはさ。
Ｕ・Ｂ ＞どっかの誰かさんなんか12曲に100行費やした（※４）んだから、４曲ならちょ
うど20行で収まるだろうという魂胆がわからぬか！ってことで、まだ
Charmy smile & Green head（※５）だった頃の1stミニアルバム
「Growin' Up
」の１曲目「Growin' Up」。空虹桜＞俗に言うタイトルチューンってヤツね。で？
Ｕ・Ｂ ＞「で」って、あーた、この曲はもう。もう。スキカウ（※６）もコブツイ（※７）も、この曲っ
ていうかゲルゲ（※８）がなかったら出会わなかったわけで。
空虹桜＞アンタは牛かい・・・でも、それはエヴァ（※９）があったからで、さらにいえばぽっ
ぷん（※１０）があったからでしょ？
Ｕ・Ｂ ＞いいのいいの。とりあえず、この曲を聴くと今の唸るバクテリアというパーソナ
リティのベースとなった時代を思い出すわけだ。いい思い出も悪い思い出も
ひっくるめて。
空虹桜＞もしかしてGrowing' Upに掛けてる？それ綺麗すぎない？
Ｕ・Ｂ ＞グサッ・・・でも、アレだよ、チャミグリ！的っていうか、いでっち（※１１）的にもこ
の時期が一番成長した時期だと思うんだ。そのあとオールナイト（※１２）
もあったけどそれはおいとくとして。そこら辺考えるとベストの１曲目は
Growin' Up希望！（※１３）
空虹桜＞ふーん、次２曲目「パラシュート☆」。で、アンタ１曲目でもうかなりの行
浪費してるんだけど？
Ｕ・Ｂ ＞テルミン最高！（※１４）って、そうじゃなく、もう純粋にノリだけの曲。ラ
イヴで盛り上げるための曲。でも、ストリート（※１５）じゃやりにくい
だろう曲。
空虹桜＞無視しやがったか・・・チッ。でもいいの？そんな説明で？
Ｕ・Ｂ ＞お前がプレッシャかけてきたから思いっきり端折って説明したの。でも、こ
の曲がここにあることで全体のバランスが取れてることには一応言及して
おこう。次３曲目「少年」。
空虹桜＞唯一のスロー、いや、ミディアムテンポの曲だわねぇ。
Ｕ・Ｂ ＞・・・「だわねぇ」って・・・しかも、コメントそれだけだし・・・
空虹桜＞いや、喋れっていうなら喋るけど。つまり、この曲っていうか、このアルバム自体が
青春期のスタートラインって感じよね。これとベストも合わせてアル
バム３枚で活動が終わるってところもそんな感じするし。
Ｕ・Ｂ ＞ものすごい強引な解釈な気もするが、不覚にも納得してしまったぞ。俺的
には、最近ちょっと砂ちゃん贔屓（※１６）なこともあって、いい曲書くなぁって
感じ。いでっち本人が曲書くよりも詩の世界が前に出てきてる。
空虹桜＞最後４曲目にして唯一のカバー曲「太陽がくれた季節」
Ｕ・Ｂ ＞唯一ったって、このアルバムの中だけの話だがな。
空虹桜＞なんだかんだいっても、この曲聴いたら高校サッカーだよねぇ。うん。
Ｕ・Ｂ ＞DJ TAKAWO（※１７）が打ち込みとテーブル回してる（※１８）んだけど、もう、
完全に彼の曲。
空虹桜＞さっきバランス云々言ってたけど、全部バラバラよね。曲調っていうか感触が。
Ｕ・Ｂ ＞おう、１曲目がチャミグリ！の志向。２曲目がチャミグリ！のノリ。３曲目がチャ
ミグリ！のバランス。４曲目がチャミグリ！のつながりを代表した曲。
空虹桜＞つまりはミニアルバムを装ったコンセプトアルバムなわけだ。
Ｕ・Ｂ ＞「装った」って表現が正しいかどうかわからんが、ともかくそんな感じ。とりあえず、こ
れ１枚聴けば好き嫌いの判別はできる。値段も考えれば100％入門
編。興味なくても聴け！（※１９）
