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/ iTS）を語る後編です。
Ｕ・Ｂ ＞７曲目は「恋のANYTHING GO!」で、実はすでに「VERY BEST OF かせきさいだぁ≡」（※３）で紹介済みだったりするんだけど、これ
はアレンヂ違い。
空虹桜＞NOW!の響きが何気に好き。
Ｕ・Ｂ ＞また、本題と関係ないところに食いつきましたね。
空虹桜＞いちお、歌詞にちゃんとあるから。
Ｕ・Ｂ ＞だからって「NOW」の３文字だけ引用扱いしてもねぇ。
空虹桜＞その辺は任せるけど、なんかサーフミュージックというかカントリィというかになってるよね。
Ｕ・Ｂ ＞頑張った発言ありがとうございます。
空虹桜＞個人的にはとはいえとはいえトワエモアが超キャッチィで、ちょいちょい使っちゃうんだよね。
Ｕ・Ｂ ＞トワエモア（※４）ですからね。虹と雪のバラード（※５）ですからね。
空虹桜＞言うと思った。
Ｕ・Ｂ ＞ここは外せねッス。ちなみに、SHINCO作曲（※６）でしたと。さて、８曲目は「ネェ What do you want?」で、一気にレゲエ調。
空虹桜＞バンド的にはレゲエ得意だからね。
Ｕ・Ｂ ＞なにせもともとPOMERANIANS（※７）ですからね。バンドの一部は。
空虹桜＞曲調の気怠さと歌詞の失恋感が相まってる感で。
Ｕ・Ｂ ＞日本語適当だなぁ。
空虹桜＞ダメなＵ・Ｂさんにはよくわかるんですよね。この感触。
Ｕ・Ｂ ＞ガチでダメ人間だからって、気安くダメ人間呼ばわりすると、凹むんだぞ！
空虹桜＞自慢げに言わないの。
Ｕ・Ｂ ＞そこはアピールしておきたい。否定はしないし、肯定もするけど、結構傷つきますということを！さて、９曲目は一気に開放感溢
れる「STAYTUNE」
空虹桜＞TOTEM ROCKのセルフカヴァ（※８）なんだけど、だからさぁ STAYTUNE, STAYTUNE ずっとそのまま
STAYTUNE 青春TUNE そのままそのまま…（※９）あたり、グッと来るでしょ。
Ｕ・Ｂ ＞ええ。もちろん。青春TUNEと青春中がかかってる当たり貯まりませんよ。もうね、いつまで経っても青臭い青春を謳歌してま
すから！
空虹桜＞残念だ。
Ｕ・Ｂ ＞どんと来やがれ！
空虹桜＞行かないけどね。とりあえず、この辺の80年代話がLBのメンツ（※１０）は得意というか、好きすぎるよね。
Ｕ・Ｂ ＞一番唄いやすいんでしょうな。
空虹桜＞ヤングトラウマなのはわかるけど、これがいつの時代まで通じるのかだよね。
Ｕ・Ｂ ＞そうはいっても、案外明治とか江戸の文学って、通じたりするわけじゃないですか。それこそ源氏物語とか読んだりするわけで。
空虹桜＞ああ。なるほどね。歴史的な遺物としての80年代。
Ｕ・Ｂ ＞リバイバルブームとかも過ぎ去った地平の向こうは、案外居心地がいいんじゃないかと思いますけどね。さぁ、10曲目は「雨の
びいと」で、またもやSHINCO作曲。
空虹桜＞梅雨時期最適な一曲。
Ｕ・Ｂ ＞和ですなぁ。
空虹桜＞「ビート」の声ネタ（※１１）とか、いかにもSHINCOだよねぇ。
Ｕ・Ｂ ＞ええ。ちなみに、あの娘のぬれ髪ちりぬるを わかよたれそ つねならん ういの奥山今日越えて そ
っと傘を差しだせば（※１２）なんてリリックに魂消たというか、かせき怖い！と思いました。
空虹桜＞ラップなんて、どれだけビックリさせるか勝負だからねぇ。
Ｕ・Ｂ ＞おかげさまで日本語ラップはそれなりに詳しいとは思うんですけど、まさかねぇっていう。
空虹桜＞鎮守の森とか忍び込ませるあたりも、かせ君っぽい。
Ｕ・Ｂ ＞そゆ意味では、やっぱり日本語は自由に使った方がいいッスわなぁ。
空虹桜＞フォーマットは大事だけど、囚われる必要は無いっていうね。
Ｕ・Ｂ ＞11曲目は「GO!GO!ハグトーンズ」で、名曲「上を向いて歩こう」の替え歌。
空虹桜＞それだけじゃないけどね。
Ｕ・Ｂ ＞存じてます。もうこの曲はアリババ サイババ ジャイアント馬場（※１３）のキャッチィさに。
空虹桜＞行くぜGO!GO!ハグトーンズ！ではなく？（※１４）
Ｕ・Ｂ ＞それはそれでアリなんだけど、その３つが並ぶって、いかにも日本じゃないですか。
空虹桜＞たしかに日本だね。
Ｕ・Ｂ ＞このご時世、何故かアリババというと中国の会社になりかねないんですけど、曲のカオスというかごった煮感もひっくるめて、い
い曲だと思いますよ。
空虹桜＞たしか、出囃子だったりしたハズなんだけど、かせ君知らなくてもアガるよね。この曲ならば。
Ｕ・Ｂ ＞アガりますなぁ。そして、アガるかアガらないかは重要ですわなぁ。
空虹桜＞そこハズしちゃうと、やっぱ台無しになるもんね。
Ｕ・Ｂ ＞フェスとかのショウケース系のイヴェントで、そこを理解してないバンドがどれだけ多いことか！モンパチを見ろ！（※１５）川崎町長にフられたか
ら１曲目にちゃんと「小さな恋のメロディ」持ってくるんだぞ！（※１６）
空虹桜＞ここでモンパチとか出してくるアンタがスゴいよ。
Ｕ・Ｂ ＞褒めたら伸びる子ですから！
空虹桜＞アンタはすこし縮んでるぐらいがちょうどいいって。
Ｕ・Ｂ ＞ああ、酷い言われよう・・・さて、最後の12曲目は「夏をプレイバック(Dub's DUB)」で、DUB MASTER X（※１７）のゴリゴリなDUB MIX。
空虹桜＞歌パートはほぼカット。
Ｕ・Ｂ ＞でも、このDUB感は夏向き。
空虹桜＞夏の暑さにグッタリしながら、ハードリカーなんか呑んじゃって。
Ｕ・Ｂ ＞夜中の３時とか４時ですよ。蚊すら寝てるぐらいな。
空虹桜＞イリーガルな煙渦巻く海ね。
Ｕ・Ｂ ＞そこは健気に線香花火の煙ぐらいにしときましょうよ。
空虹桜＞てな具合に、妄想を広げたくなるのも含めて、かせきさいだぁはもうちょっと評価されて良いハズだし、なにやってるかわかんな
いのも含めて、かせきやっぱいいわぁ。かせき。ってなる一枚じゃないかと。（※１８）
