その28「2021年の事件簿」

U・B> さて、年末恒例の振り返り事件簿(※1)ですが、今年も1位は自明なんですけど、ベスト3話をしたいと思うんです。で、空虹さんに事前にいくつか出してもらったのを踏まえて、俺が順位を付けたんですけど、行って見てもよろしいでしょうか?

空虹桜> その疑問文、アタシに拒否権があるんですかね?

U・B> 無いです。ではでは、2021年の3大ニュース!第3位は「ツインターボ復活」(※2

空虹桜> ええ〜・・・おかしくね?どうしてアンタそれを選んだ?自分で出しといてなんだけど、おかしいだろ。そのチョイス。

U・B> いや。ラインナップ見た時に、これしか選択肢が無かったですよ。ワタクシ的に。流石。空虹桜!と思いましたもの。

空虹桜> 褒められてるのか、貶されてるのか。

U・B> 褒めてますよ。しかも、「ウマ娘」ネタ(※3)というのもタイムリィ。でですね。空虹さんが大昔書かれた、ツインターボへのラヴレターあるじゃないですか。

空虹桜> アレは、ツインターボへのラヴレターっていうか、畠山直毅(※4)へのラヴレターじゃないか?

U・B> そうそう。畠山直毅。まさか本人からメールが来たという。

空虹桜> ケータイにさ、「taknal」ってアプリ入れてるんだけど(※5)、そこで畠山直毅の本紹介してんだけど、宣伝文句は「『ツインターボは俺が死なせん』と畠山直毅が宣言したように、アタシは畠山直毅を死なせん。」

U・B> 流石気違い。

空虹桜> 気遣い?

U・B> チゲェよ。なんだよ。その、いらないダブルミーニングなフリ。

空虹桜> よく気づいたな。全然考えてなかった。

U・B> 考えろよ!で、話戻すけど、そのツインターボコラムの今年のアクセス数見てみたんですよ。

空虹桜> やらしいなぁ。

U・B> ウマ娘の配信開始が2/24だったんだけど、1月5件、2月1件、3月15件、4月11件、5月20件、6月3件、7月7件、8月5件、9月6件、10月2件、11月2件、で、12月画角任じてんで1件。

空虹桜> 2末リリースで、3月から5月までは跳ねたけど、もう戻ったと。

U・B> 戻りましたね。でも、それがいいんですよ。「ウマ娘」やってないから空虹さんが言う狂気がどんだけ描かれてるのか知らんけど、それなりに濃いい競馬好きが来てんだとは思いますよ。

空虹桜> だろうね。っていうか、どんなに「ウマ娘」好きの子らが「ツインターボ好きだ」って言っても、アタシのが好きだって自信持って言えるからね。

U・B> キモッ。

空虹桜> そこで日和るんか。

U・B> ホント一回、歌舞伎町界隈ホームレスの中か、畠山直毅を見つけに行きましょう。

空虹桜> ああ・・・うん。怖いなぁ・・・それ・・・

U・B> 怖いわなぁってことで、第2位はやはり小山田圭吾問題(※6

空虹桜> 酷いつなぎ。

U・B> いや、もしかしたら俺がチェックし切れてないだけかもしれないんだけど、オザケンやスチャとかはこの件でなにか発言したかって言うと、みんな見て見ぬフリなわけじゃないですか(※7

空虹桜> それはまぁ、そうだけど、その火中の栗を拾いに行くか?というか、その界隈では無くて、拾うべきはやはりロキノンとQJで、謝ってしまった時点でロックは終わったって話じゃないの?(※8

U・B> それはまぁ、それで、そうなんだけど、それを言うと、Corneliusもオザケンも、ロックなのか問題に飛び火するので避けたい(※9

空虹桜> つか、ロック幻想に囚われてるヤツらが、手のひら返しで小山田君disるのは、「まず鏡見ようか」って話だと思うんだよね。

U・B> そうなんですけど、一定数はやっぱり小山田圭吾を知らない人がいるわけじゃないですか。それこそ、前に会社の呑み会の二次会だったか三次会のカラオケで、「恋とマシンガン」唄ったら周りにビックリされたみたいな経験を、ガチで渋谷系(※10)直系自称する空虹さんは何度もされてらっしゃると思うんですけど。

空虹桜> そりゃね・・・って、だからどうした?

U・B> この一件って、当たり前のことが当たり前じゃないのに当たり前だという人が多すぎるって話だと理解してるんです。

空虹桜> 日本語。

U・B> わかって喋ってますけど、当時も喋ってた気はするけど、小山田圭吾がどういう人かって、我々には当然のことじゃないです。

空虹桜> まぁね。知らないヤツはモグリというか敵だね。

U・B> そうなんですよ。敵なんですよ。で、ネットでは「サブカルがメインカルチャーに寄ったからだ」みたいな言説も見たんですけど、それはそれで違うじゃないですか。

空虹桜> こっちから寄った気はサラサラ無くて、向こうから来たんだよね。んで、来る者拒まず去る者追わず。

U・B> ですよね。したっけさ(※11)、小山田君がどうこうではないし、サブカルがどうこうでもなくて、やっぱり単純に「責任を取る能力が無い」と「人間性と作品を切り離せない」って2点に尽きて、両方とも日本だけじゃなく全世界的にそんな感じじゃないですか。バッハとかバッハとかバッハとか(※12

空虹桜> まぁ、バッハはアレだけど、っていうか、バッハの「作品」ってなんだよ。

U・B> 赤塚先生。わたしもあなたの作品のひとつです(※13

空虹桜> えっと・・・ツッコむのめんどくさい。

U・B> 「責任を取らない」って、世界的な兆候なのは絶対的に見逃しちゃいけなくて、それはもう一方の側面で、金のためなんですよ。金のためならプライドなんぞ掃いて捨てる。

空虹桜> プライドじゃ飯は食えないからね。

U・B> うん。だけど、ヤツら靴の裏舐めろって言われたら怒るんだぜ。絶対。

空虹桜> ああ。それはそうだろうね。

U・B> 結局、彼らの「責任」や「プライド」みたいなモノは、自分ごとじゃないんですよ。

空虹桜> たしかに、それは一理あるけど、その話はどこ行くの?

U・B> 結局、小山田圭吾が叩かれるのは自分事だからいいんだけど、そもそもの起点にまつわるエトセトラは他人事だから引き起こされてるんですよ。

空虹桜> でもさ、70億人とかいるんだから、みんながみんなみんなにはなれないし、なりたいとも思わないじゃない。

U・B> そうなんだけど、最後には当事者意識じゃないですか?それこそ、「自分が言われてヤなことを人に言わない」ですよ。

空虹桜> まぁね・・・って、なんでアタシがアンタに諭されなきゃいけないの?

U・B> まぁいいじゃないの。人間だもの。で、1位は大谷翔平ではなく、COVID-19です(※14

空虹桜> そりゃね。

U・B> ちなみにアレです。すくなくとも、字面で「COVID-19」って書く時は「東日本大震災」と同じ(※15)で、起点の事象というより、その周辺も含めた災害全体を指す意図で使ってます。

空虹桜> ああ・・・言わんとしてることはわかる。

U・B> シリアスにするといろいろ言及するとこありますけど、我々としては、結局どれだけエンタメを消費できたかってとこだと思うんです。

空虹桜> 11月から12月にかけて、毎週のようにスタヂアムにいた(※16

U・B> 天皇杯優勝おめでとうございます(※17

空虹桜> ありがとうございます。とりあえず、来年久々にACL見れるの楽しみなんだけど、ちょっといろいろ不満がね(※18

U・B> その辺は来年(※19)結局、俺はサッカー2試合ぐらいしか見れなかったんですけど、その分、本当に映画館行きました。

空虹桜> ちょっとアレなぐらい映画館行ってたね。アンタ。

U・B> 年間60本ちょっと。100本は行けませんでした。やっぱり、平日夜とかやってない時期があったの痛い。

空虹桜> 行きたかったんだ。

U・B> ええ。人生に一度ぐらいは「100本見た」とか言ってみたいじゃないですか。たぶん、TVで見たのもあわせると80本ぐらいまで行ってんですけど。

空虹桜> 高校だったか大学だったか時、年間100冊は本読んだよ。

U・B> いきなりドヤる。ライヴは7本ぐらいでしたけど、本当に映画館やってくれてて助かったのは、家に居続けると音が浴びれないの辛いんですよ。

空虹桜> よくその手のこと言ってるよね。

U・B> 音は浴びるものですから。大きなスクリーンってのも大事だし、家で見てると集中力が散漫になるってのも今年明確にわかったんだけど、やっぱり、大きな音が一番大事。

空虹桜> 今年行ったライヴ、アンタと見たのしかないなぁ・・・

U・B> なんのために生きてるって、俺はRSRのため(※20)ですけど、エンタメだけが生き延びる術なんですよ。エンタメで腹は膨れないとか言うけど、待てと。飯だってエンタメだろ?

空虹桜> たいそうなこと言い出した。

U・B> どんな時でも「楽しい」を忘れちゃいけないですよ。呑み友達とかとわちゃわちゃしたりとかも、10月過ぎてからでしたけど、ソレもコレも生きてればこそだし、そういう楽しさがあるから、日々もやり過ごせるわけじゃないですか。

空虹桜> アンタの話聞いてると、ホント、日々無理矢理生きてる感あるよね。

U・B> あの人やこの人の文句も言いたいけど、もう無視するしかないんじゃないかなぁって思うんです。お前らは勝手にやってろ。こっちに来るな。しかない気がしていて、それを言い張るにはスゲェ楽しんでる!ってのを見せつけるしかないんですよ。

空虹桜> 前にもそんな話した気がするけど、つまんない顔してる人はつまんないからね。

U・B> だすだす。だから、悲しいことがあっても、その悲しさに流されることはしない。

空虹桜> 楽しい一年でありますようにと。


※1^ 年末恒例の振り返り事件簿:最期の駄話として、例年、1年間の振り返りを行っております。
※2^ ツインターボ:空虹さんが大好きすぎるぐらい大好きな競馬馬。どれぐらい好きかというと、空虹さんがこれを書いたの2003年。
※3^ 「ウマ娘」ネタ:呑み友達界隈で聞いてみたら、やっぱり「ウマ娘」から競馬に入ったという子がチラホラ。そんなモバイルゲーム。空虹さんはやってないのだけど、理由を聞いたら「めんどくさい」
※4^ 畠山直毅:競馬ライタ。現在消息不明?空虹さんの思いの丈は※2のリンク先参照。
※5^ taknal:「"人とのすれ違い"を"本との出会い"に変えるアプリ」だそうな。
※6^ 小山田圭吾問題:Corneliusこと小山田圭吾が、その昔イジメをどやったことに端を発し、東京五輪開催直前に担当を外されたという話。他にもいろいろあったが、Cornelius自体は現在ほぼ活動休止中。
※7^ オザケン:小沢健二のこと。元相方。 スチャ:スチャダラパーのこと。Corneliusともども渋谷系の代表格。
※8^ ロキノン:思春期の音楽好きが一度は通ROCKIN’ON JAPANのこと。詳しくはこちら。ザ・今は昔。 QJ:クイック・ジャパンのこと。詳しくはこちら。QJが日和るのは俄然納得がいかない。
※9^ Cornelius:小山田圭吾のこと。その時々の気分で呼称が異なるのは申し訳ない。
※10^ 恋とマシンガン:小沢健二と小山田圭吾がコンビだった頃の名曲。 渋谷系:90年代初頭の幻想。実際は下北系というのが空虹さんの分析。

※11^ したっけさ:U・Bがよく使う北海道弁。ここでは「それでさ」ぐらいの意味。
※12^ バッハ:国際オリンピック委員会の会長トーマス・バッハのこと。この人がどれぐらい下衆かは、
※13^ 赤塚先生。わたしもあなたの作品のひとつです:タモリの名弔辞。
※14^ 大谷翔平:世界で一番有名な野球選手の一人。 COVID-19:2019年に発生した新型コロナウイルス感染症のこと。世界保健機関(WHO)による国際正式名称だお。
※15^ 東日本大震災:2011/3/11に発生した東北地方太平洋沖地震による災害(加えて長野県北部地震を含む場合もある)およびこれに伴う福島第一原子力発電所事故による災害のこと。
※16^ 11月から12月にかけて、毎週のようにスタヂアムにいた:空虹さんは浦和レッズサポだけど吝なので、観客動員1万人の制限が解除以降にならないとチケットが取れなかった。
※17^ 天皇杯優勝おめでとうございます:第101回天皇杯決勝は浦和レッズ対大分トリニータで、2:1で浦和レッズが勝利した。
※18^ ACL:アジアチャンピオンズリーグの略称。詳しいことは来月のサッカー駄話にて(UP時点でリンク先は404エラーです)
※19^ 来年:ここでは2022年を指す。なお、2021年U・Bの文化的活動はこちらで見れます。
※20^ RSR:U・Bが大好きなロックフェス。RISING SUN ROCK FESTIVALのこと。2020,2021年は開催されなかったので、生きてる意味が無かった。

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