その34「So kakkoii 宇宙 Shows」

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U・B> いや、酷かったですね。

空虹桜> ね。素人か!思った。

U・B> 見事に開演時間に入場終わらなかったですからね(※1

空虹桜> その謝罪は一切なし。そゆとこだぞ。小沢(※2

U・B> 空虹さんが激おこなのは火を見るより明らかだったので、その足で都内まで戻ってからこうして話してるわけですが、開演までの物販説明アナウンスとか、ムカつき以外の何物でもないですよね。

空虹桜> 2階席(※3)も、どう行けばいいのかさっぱりわからんかったもんね。

U・B> アレは、そもそも施設の案内が悪いですよ。大ホールのやる所業じゃない。で、なにかという話をしてないので説明台詞ですか、我々、2020年からキャリーオーヴァされるというある種の嫌がらせのもと、小沢健二のライヴ「So kakkoii 宇宙 Shows」にパシフィコ横浜まで行ったわけです。仕事休んで(※4

空虹桜> いいじゃん。仕事嫌いなんだから。

U・B> 嫌いなんですけど、いろいろ立て込み始めたんですよ。あと、2年キャリーはスキカウもやらかした(※5)ので、あまり大きなことは言えない。とりあえず、椅子がフカフカでしたね。

空虹桜> 記憶が怪しいけど、オペラシティ(※6)より座り心地は良かったかも。

U・B> とはいえ、座ってるとステージがちっとも見えないっていう。

空虹桜> 立ってる人はずっと立ってた。

U・B> ね。ちょうど、俺の前の人のタッパあったのもあるけど(※7)んで、20分遅れで開演でしたが、アレでホントに入場できたん?思いましたけど、立つ立たないだと、俺の後ろのおねぇーさんは立っても俺より小さいパターンでした。

空虹桜> 椅子を壊す座り方してたね。

U・B> しゃーないじゃないですか。最初の内は座ると微妙に音悪かったし(※8

空虹桜> 前のおにーちゃんが音吸収してたんだろうね。

U・B> おそらく。で、1曲目ですよ。「流動体について」で空虹さん笑い出すから。

空虹桜> だって、ファルセットいきなり挫折してるんだもん(※9

U・B> ファルセットの話をすると、いきなり最後に飛ぶけど、本編最後とアンコールラストが「彗星」だったじゃないですか。

空虹桜> ええ。

U・B> 空虹さん、隣でずっこけるんだもの。どうしようかと思いましたよ。どこの「新婚さんいらっしゃい」かと(※10

空虹桜> アンコールはまだアレだったけど、本編はその前に「ある光」やったじゃない。完全にアレで力尽きてるんだよ。「ある光」は、生半可な体力ぐらい軽く持ってくから。

U・B> 「ある光」良かったですけどね。さて、いきなり転けた空虹さんですけど、アルペジオ小話あったじゃないですか(※11)古川?と思って調べたら、渋谷川でした(※12)ありがとうございます。

空虹桜> 「アルペジオ界隈」ってなんだよ!って話じゃん(※13

U・B> 岡崎京子一択ですよね(※14

空虹桜> 百歩譲って、安野モヨコ?(※15

U・B> 弟子筋。いずれにせよ、界隈って?ってのは変わらない。

空虹桜> でも、「アルペジオ」と「いちょう並木のセレナーデ」のミックスは良かった。

U・B> 単純に空虹さんが「いちょう並木」好きなだけじゃ?

空虹桜> それもあるけど、今回のミックス聞いてて「いちょう並木」も岡崎京子の唄だって初めて気づいた。あと、「フクロウの声が聞こえる」が、いいメロディだなぁと思って、実は・・・と気づいたんだけど、言っていい?

U・B> 勿体ぶるな。じゃあ、その前に触れておきたいんですけど、ちょいちょい「離脱」って叫んでだじゃないですか。アレ、どうでした?

空虹桜> アレを面白いと思うのは老化だよね。

U・B> 言っちゃった。

空虹桜> そう。だからさ、今回ライヴ見てて一番わかったのは、バンドメンバの中で小沢健二のヴォーカルが一番音楽的に下手糞だから、小沢健二いらないんだよ。サントラっていうか、インスト盤出してくれ。インスト盤!(※16

U・B> 出た極論。みんな薄々気づいてるけど、言わなかった事実。

空虹桜> さっき力尽きてたって話したけど、それでも前半はしっかり声出てたから、ボイトレサボってなかったんだ!って驚いてたんだけど、結局、2時間ステージやれるほどではないんだなってのが、あのオーケストラな服部隆之の編成(※17)だと如実なんだよ。「離脱」の反対が「戻る」で、なんで動詞だよ!とかもあるんだけど、あのパフォーマンスできるのって、演奏レベルが高いからじゃん。

U・B> そうですね。だいぶテンポ変わってましたからね。で、オザケンがむしろついてけない感があった。

空虹桜> 最後の方は「戻る」って言えてなかったからね。

U・B> 結局台本か!とは思いましたけど。照明が言わなくても変わってたから(※18

空虹桜> そゆとこ見るよね。アンタ。

U・B> まぁね。

空虹桜> あと「Eclectic」2曲が何気に良かった(※19

U・B> 「今夜はブギーバック/あの大きな心」と「あらし」でしたけど、「ゴッジーラ」言わなくなったのが残念でした(※20

空虹桜> そこ?

U・B> あの曲最大の価値は、そこでしょ?小栗旬も真似したという(※21

空虹桜> 嘘吐け。

U・B> とりあえず、おいらは「僕らが旅に出る理由」がやっぱり好きだったので、結局丸め込まれましたよ。

空虹桜> それを言うと、アタシも「強い気持ち・強い愛」に踊らされてしまったので、なんとも。

U・B> で、また「日常へ帰ろう」言ってた(※22)わけですけど、規制退場だったじゃないですか。

空虹桜> あんなに規制退場守られてない光景、はじめて見た。

U・B> ええ。普通の人よりは規制退場してる気がするんですけど、あそこまでガン無視は初めてですよ。あまりにも面白くなって、俺も守らないのを選択しましたもんね。

空虹桜> まさかアンタが唆してくるとは思わんかった。

U・B> 運営がウンコなのは入場でわかってたから、退場でのウンコっぷりも見ときたいなぁと。

空虹桜> どうだった?

U・B> 酷かったねぇ。スタッフ小声か、いないか。

空虹桜> 小声?

U・B> 「規制退場にご協力ください」言ってた。小さい声で。

空虹桜> 無駄だ。

U・B> 言い訳ですよ。結局、入場は体温測ったりとかで入り口絞るから入場速度遅いんですよ。でも、退場は出口全開放だから、早いに決まってて、むしろ物販行列が密になる。

空虹桜> ライヴハウスのキャパじゃないんだから、開場もっと早くすればいいだけだったよね。

U・B> ええ。そん判断ができる運営がいないというか、そもそも1時間前開場で大丈夫とチケット売ったのが間違いなので、SMASHがメインっぽいんだけど、良くそれでフジロックやれるなと(※23

空虹桜> 結論としては?

U・B> いや、それは俺じゃなく、空虹さんの仕事。

空虹桜> えー・・・自分でデザインした(※24)とか言ってる衣装を着てない小沢健二が一番ウンコ。

U・B> 遠目だっただけで、白い衣装だったカモですよ。

空虹桜> なら尚更じゃん。衣装チェンジ入れて三色全部着ろよ!


※1^ 開演時間に入場終わらなかった:なにせ、言ってる当人達が着席したのがほぼ定刻の18:30だったのだから、そのあとの人たちが座れる止しもない。
※2^ その謝罪は一切なし。そゆとこだぞ。小沢:ライヴ中は百歩譲って知らないとして、ライヴ後に謝罪の一言も無いのは人としてどうかしてると言わざるを得ない(by 空虹桜)
※3^ パシフィコ横浜:横浜国際平和会議場の通称。初めて訪問した。 2階席:見やすさとお値段を考慮して2階席を選んだのでした。
※4^ 仕事休んで:ホントは休まなくて良かったのが、キャリーオーヴァの結果、休む必要に迫られた。
※5^ 2年キャリーはスキカウもやらかした:スキップカウズ デビュー25周年記念ワンマン「財宝全曲聴いちゃって!涙の延期リベンジ編」の話。本稿UP時でまだレポを公開してなかった・・・(後日UPしました)
※6^ オペラシティ:東京オペラシティのこと。ここでは2012年に東京オペラシティで行われた「東京の街が奏でる」を指す。10年前!!
※7^ タッパ:身長のこと。
※8^ 最初の内は座ると微妙に音悪かったし:中盤以降は音が変わらなくなったので、調整が入ったのかもしれないけど、最初は本当に音圧下がって、音質も悪化したのでグッタリした。
※9^ ファルセットいきなり挫折してる:「流動体について」のサビBメロ「もしも 間違いに気づくことがなかったのなら?」の「なら?」を当初はCDも含めてファルセットで唄っていたのが、今回はオクターブ下げて唄っていた。
※10^ どこの「新婚さんいらっしゃい」かと:桂文枝 a.k.a 桂三枝から藤井隆に受け継がれた伝統芸能。
※11^ アルペジオ小話:後述する「アルペジオ界隈」にも掛かるのだけど、アルペジオという楽曲についての話。
※12^ 古川?と思って調べたら、渋谷川でした:東京都建設局がちゃんと説明したページを用意してくれてるよ!宇田川含めて川下りしてみようか・・・
※13^ アルペジオ界隈:小沢健二の楽曲「アルペジオ」に関わる人の話と推測して喋っていたのだけど、実際は物販参照という内輪ネタだった・・・
※14^ 岡崎京子:日本の漫画家。再三言及している「アルペジオ」という楽曲は、岡崎京子の作品「リバーズ・エッジ」映画化に際し、主題歌として小沢健二が提供した。
※15^ 安野モヨコ:日本の漫画家。岡崎京子の弟子。休載中の連載が多いことで有名。庵野秀明の妻。
※16^ インスト:インストゥルメンタルの略。唄の入らない音楽を指す。
※17^ 服部隆之:日本の作曲家、編曲家。日本のロック・ポップスでオーケストラアレンジをすることが多く。小沢健二との付き合いも長い。
※18^ 照明が言わなくても変わってたから:「離脱」と叫ぶとステージの照明がちょっとナードな感じに転換する演出だった。
※19^ Eclectic:小沢健二の4thアルバム。まとめページをご覧ください。なお、今回楽曲についての注釈はすべて省略しています。
※20^ ゴッジーラ:「あらし」の歌詞に出てくるのだけど、「Eclectic」発売当時、各所で半笑いでイジられていた。
※21^ 小栗旬も真似したという:みんな大好き映画「ゴジラvsコング」のこと。U・Bの感想文も公開中。
※22^ 日常へ帰ろう:2010年代以降の小沢健二ライヴの定番台詞。つまり、ライヴ中は異世界だというアピールでもある。未だに「魔法」を非木津っているわけだ(by 空虹桜)
※23^ SMASH:日本のイベンター。言及しているとおり、FUJI ROCK FESTIVALを主催している。 フジロック:FUJI ROCK FESTIVALの略称。苗場で行われる、日本のロックフェスティバル。
※24^ 自分でデザインした:本人のTwitterより。

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