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PerfumePerfume ZO/Z5 Anniversary “ネビュラロマンス” Episode TOKYO DOME(9/23)東京ドーム唸るバクテリア2025/12/05

本文中のリンク先には、アフィリエイトを含むことがあります。ほぼお金になってないですけど。

コールドスリープが発表された中、最後の大箱どころか最後のライヴとなってしまった(でも、たぶん紅白はある)(と、9/23に書いてた)「Perfume ZO/Z5 Anniversary “ネビュラロマンス” Episode TOKYO DOME」2日目の9/23に参加しました。
凄かった。
ただただ凄かった。
情報量にやられて頭痛くなるって、10時から18時まで1時間おきに全部違う打ち合わせの6時間目ぐらいの情報量ですよ。約3時間なのに(喩えが)
終わってしばらく頭がぼーっとして、帰り道で自分の行動が理解できなかった。
唯一にして最大の救いは、最後の「巡ループ」で号泣しなかったこと。詳細は後述。
閑話休題。
話を戻そう。
いつものように時系列だ。
https://rsr-semi-express.tumblr.com/post/795459921966678016/%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%81%AF%E3%81%93%E3%81%A1%E3%82%89
とりあえず、今ひとつ入場システムがわからないけど、ちょっと早めに行こうかと15時過ぎに辿り着いて、写真撮ったり、レイヤーさん眺めたり。
男の子のPerfumeコスの子がいて、愛が深いなぁとか。子連れでコスしてる方もいたし。
物販並ぼうかとも思ったけど、だいたい売り切れてたのでパス。
ドーム周辺をぶらついて、システムわからぬまま、QRかざしたら感熱紙で座席番号が。
なるほど。こういうことか!
感熱紙のチケット
どこからでも入れますと言われたから入ってみたけど、どうもドームの階段は感覚的にあわなくて、ビールは零すし、実際には階が違うしで軽く涙目。人間だもの。
なお、ビールはよなよなでも一番搾りでも900円でした。
で、2階という名の最上階というか、三塁側内野席の最上階一番通路寄り。みたいな、良いんだか悪いんだかな席。
隣は大学生?の女の子2人。
たまにこゆ子たちの会話聞いてると面白い。
撮影禁止と言われたので自重してたけど、東京ドームのこの席。普通にこの高さ怖くないか?まるで人がゴミのようだ。
ステージ全体が見渡せるのはありがたくは。
こう見ると、俺、Creepy Nutsだいぶ前で見てたな。
スクリーンでは時折、新曲「ふめつのあなた」が「不滅のあなたへ Season3」の予告とともに流れる

17:57。つまり、開演予定3分前から観客が拍手でメンバーを呼び込み、18:15。つまり、15分押しで影ナレ2回目。
そして、本編スタートが18:18。
もう一度、あの日からはじめよう
と、1曲目「GAME」ではじまり「再生」が2曲目なのである。
まだ明るい時間だったから、東京ドームは完全に暗くならないんだなとか思う。
「GAME」は言わずもがな最初の東京ドームだ。
と思ったら、
> この一連の演出は、2008年に開催された初のツアーのオープニングのセルフオマージュとして、2020年の東京ドーム公演のオープニングで行われたのとまったく同じものだった。
https://natalie.mu/music/news/641574
らしい。ぎゃふん。あの2020年にこれをやる予定だったのか。
で、そこから「ネビュラロマンス 後篇」がはじまる。
特典Blu-rayを見てたので、「ネビュラロマンス 後篇」の筋はある程度理解していたし、映像やフレーズも理解していた。ハズだった。
ドームのオーロラビジョンまで使った映像演出が繰り広げられる。
「ネビュラロマンス」まで終わったところでMCだったのだけど、「ネビュラロマンス」なのでいつもの挨拶が本名になっている
あくまでも「ネビュラロマンス 後篇」の顔して、でも、あーちゃんは既に泣きそうなMCをする。
3人がそれぞれ1人ずつで長めに挨拶をする。
後日、ガチの人たち(パフュクラ)は、こんなの長い内に入らないと書いていた。
不意に、ディスプレイだと思っていたステージ両サイドが、すべてスクリーンでプロジェクタが映し出してることに気付く。
もちろん、センターに置かれているのはLEDなんだけど、なんて明るさと解像度のプロジェクタ!
今回は「Virtual Fantasy」のあとにダンスパートが挟み込まれる。
この辺ですこしずつ頭が痛くなる。
わかっているのにリアルの映像とCGが入り繰りし、あまつさえ、RGBに分かれる。
指先程度のPerfumeと映像をどちらも視野に収めて、そうしたらオーロラビジョンに映り、まさか東京ドームの天井にまで影が拡張する
それなりにリアルタイム芸術を見ているつもりなのに、どこを見ればいいのかわからなくなる。
花道が十字に展開されていたのだけど、センターが上がるだけではなく、各頂点には奈落も備えられていて、
キックボードや椅子がいつの間にか展開される。
あまつさえ、Perfume各人すら奈落から出現する。
終わってから知るのだけど、たぶんELEVENPLAY思ったロボットアーミーは、やっぱりELEVENPLAYだったし、そこから「Perfumeの掟」につながるのは、チの人たちにしか伝わらないような意味が込められており、数字が12からはじまるのは最初の東京ドームからの延長線だったよう。
Creepy Nutsの時にあった後方のスピーカーは無く、すべての音がステージスピーカーから発せられる
ディレイは東京ドームという箱の自然な鳴り。
多少ベースが弱い気はしていたけど、「ネビュラロマンス」的にはこれぐらいでいいのかなとも思う。
そして「EXIT」なのだ。
「手記:Navigate」での転生していたPerfumeへ捧げる言葉が、「MOON」を経て「EXIT」にいたってはじめて、中田ヤスタカがPerfumeへ捧げているように感じて痺れてしまう。
全然気付かなかった。
あの瞬間あの場にいなければ、永遠に気付かなかった。
上述のナタリーのレポでは「MIKIKO先生の言葉」になっていて、その解釈もあるな。
「EXIT」が終わって、「ネビュラロマンス 後篇」のエンドロールがスクリーンに流れ、周りのみんなは手拍子を続けているのだけど、エンドロール中、完全に1本の映画を見終わったような疲労感と感慨で、スタンディングオベーションしている気になってしまった。
間違いなく、あの時「EXIT」していた。
さらにはそこからスクリーンに「Remixsd by YASUTAKA NAKATA」の文字が躍り、ノンストップメガミックス(Perfume ZO/Z5 Reeeeemix)で、「ポリリズム」「Butterfly」「edge」「チョコレイト・ディスコ」
それまでの「ネビュラロマンス 後篇」衣装から、まさかの衣装チェンジ。
こないだのフラカンに続いて、「ポリリズム」でバズーカからテープが飛び出した瞬間、泣きそうになる。
「ポリリズム」の間、スクリーンでは過去の映像が流れる。
今のメンバーと過去のメンバーが並んでパフォーマンスする。
踊りが同じタイミングで同じフリなのだけど、流石にあうところとあわないところがある。
天下のPerfumeでもあわないんだと思う。
ホッとするのと、見せないであげて!ってのと綯い交ぜになる。
もちろん、Perfumeがあわせられないわけがなくて、どちらかというと疲労の問題かな。と思う。
そして、まさか中田ヤスタカともあろう人が、まるで童貞かのように「チョコレイト・ディスコ」のビートを「edge」の終盤超絶フライングでつないできたので、思わず笑ってしまう。
ヤスタカでも「みんな叫びたかったでしょ?」みたいなつなぎをするんだ!
ガチ勢の人に寄れば、過去イチにハモった「ディスコ」だったらしい。
そして、P.T.A.のコーナ。
栗拾いがなんだったのかと思いつつ、そこからまた2曲メガミックスで「NIGHT FLIGHT」「MY COLOR」
「NIGHT FLIGHT」の時だったか、そういえば「WIRE」って、こんな感じだったなと思いだした。
メガミックスは「ネビュラロマンス 後篇」よりローが出ていたのもある。
そして、「MY COLOR」なのだ。

MY COLOR、口はちゃんとマイカラ歌いながらリニア踊ってるの本当に意味がわからなかったすごい…

— みーこ🌟 (@prfm_mi_ko) September 23, 2025

ああ。これで、終わっちゃうんだ。
と、淋しくなる。
けど、あーちゃんが二人と手をつないで花道をメインステージへと戻る。
終わりにまた、ひとりずつ長めの挨拶。
あーちゃんが本気で素のボケを入れてくるのでズルい。
あーちゃんが両サイドの二人に「 大好きだよ 」と言って、本当に本当に泣きそうになる。
ありがとございます。Perfumeでした
で、終わる。
えっ?と思う。「ネビュラロマンス 後篇」は、もう1曲ある
アンコールを求める拍手がはじまるや否や映像が流れる。
「願い」をBGMに過去の映像が流れる。
アクターズ時代から映像が残ってるのは、強いなとも思う。
そして、花道のセンターに光が落ちる。
「巡ループ」
事実上のアンコール。
間が入ったおかげで、号泣しないですんだ(笑)
そして、これも本当に不意に、てっきり今回のコールドスリープは、NegiccoのようにPerfumeが結婚・出産を経るものだと思っていたけど、スタッフに勧められたと言っているのは、もうPerfumeがPerfumeを肉体的に耐えきれなくなったから、オーバーホールが必要になったのだ。と、気づいた。
一度、止まろう。それ以上無理をしたら・・・
その発想に思い至らなかった、自分の下衆さを呪った。
気づいたら、ディスプレイではなく、豆粒みたいな3人をずっと見ていた。
曲が終わって、花道の端へとメンバーがそれぞれ歩いて行く。
今思えば、アレはこれからの道の隠喩なのか。
さらに端に、なんらかの人形みたいなのが出てくる。
カウントダウンが進んで、0になって三人が奈落に消える。
照明がついて、すべてが終わったと知らされる。
演出失敗したのでは?って気もしたけど、これはコールドスリープしたってことなんだなと思う。
どうも後日ガチの人たちの発言を確認していたら、15年前の「GISHIKI」を反転させた演出だったらしい。一見殺し

コロナで中止になったときのオープニング演出から始まり、初めてのドームでやったPerfumeの掟、最後の巡ループで25年間の旅を終え、GISHIKIでセンステに集まる15年前とは逆に3人それぞれが花道へと歩いて行き、LEDで型どられた人型の光の中にコールドスリープされるという美しい演出だった
#prfm pic.twitter.com/Bcy6WvOBS9

— なっち (@YC110116) September 23, 2025

「なんらかの人形」と感じたのは「Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡」の「Chapter 1 : We are Perfume」だった。

頭が痛いけど、終わったんだから、もう怒られまいと写真を撮る。

会場遠景。このアングルで見れたのはありがたい
天井に浮かんだ3つのバルーンは3人の象徴なのか。
バズーカ代わりに破裂して、テープが降るとかじゃなかったんだ・・・

あっ、ビールのプラカップ、捨てるの忘れて置いてきてしまった・・・

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