ボブ・ディランというかティモシー・シャラメとエロ、どっちを取るかといわれたら
エロなのです 。
エロが必要なのです! ってことで「
アノーラ 」見ました。
アカデミー賞取る前に見たった!
セーフ 。
そうじゃなく、
可愛くってエロくって芯のある女の子って最高ですよね!
しかも、酒とセックスとドラッグだけの爛れた日々を過ごすとか、
憧れた人生でした 。
いいなぁ。楽しそうだなぁ。いいなぁ(厨二病)
正直、ただのエロいラブコメじゃね?って気はする。
R-18だからセックスシーンがOKなだけのラブコメ。
ラストシーンは、宇垣さんが「どう見るか?」と言ってたたけど、それよりまずチンコ入ってる状態であの展開だから、
絶対途中で萎えてる わけで、
胸元で泣かれてるのにチンコ小さくなっちゃった! とか、
ヤバい!抜けちゃう抜けちゃう! とかって悲哀を考えると、
なかなか笑える 。
そう。
わりとありがちなエロギャグマンガな感慨もある。
前半、金持ちのムカつくラブコメだったのが、中盤以降ポンコツ3人組が振り回されるギャグラブコメになって、俄然楽しくなる。
ヤだ。そんなの大好きじゃん! (馬鹿)
アニー as アノーラ as マイキー・マディソンの太もも裏にタトゥー入ってたけど、ポールダンスもやってるんだから、肉離れとかなった時にCT取れないしマズくないか?などと。
そうじゃない。
たしかにセックスワーカが王子様と出会って結婚し、でも王子様が馬鹿だから離婚させられる(結婚を無効にさせられた)ってのは、
ある意味ちゃんとリアルだな 。と思う。
手切れ金が1万ドルなのに対して、1週間専属契約1.5万ドルなんだから
手切れ金のが安いwww とか、ベガスでアノーラがスゲェ服着てるな思ったら、パンフの写真見るとAVみたいで、さらに相手イヴァン as マーク・エイデルシュテインはロシア人で、イヴァンの母親は強いのである。
強い母親が義理の娘になったかもしれない女の子に言い負かされて笑ってたのは、
ある種、父親の恨みはらさでおかれるか ではあるのだけど、イヴァン父は笑うので精一杯だと思うと憐れみもある。
結局のところ、金の問題はあれど好きになっていたのだ。アニーは。
ってのは、
すこしステロタイプなイメージな気がする 。
パンフの山崎まどかはわりとこの文脈(好きになっていた)でレビュー書いてるのだけど、その隣でエッセイを書いた戸田真琴は違う読みをしていて、どちらかというと俺の読みも戸田真琴に近い。
自分のプライドを守ること選んだから、それを思わぬ相手イゴール as ユーリー・ボリソフに、
優しく肯定されてしまった ので、泣いたのだと思う。
チンコさえ入れさせてやれば、優しさへの恩返しになる と思っての行動は、如何にもステロタイプなセックスワーカでもあるのだが。
なお、同じくパンフの吉田恵里香のイゴール解釈には異議がある。拒んだんじゃないよ。アレはむしろ憐れんでるんだよ(あるいは、流されることを是としてんだよ)
さて、Fワードが連呼されてるのはそこまで気にならないのだけど、どうしても気になったのは、やはりロシアの富豪 ってところだ。
ちょうど見た日の朝に、ゼレンスキーがプライドを守るためにトランプと大喧嘩して、双方プライドを守ること優先させたの見た後だから、尚更、ロシア人相手にプライドを守ったアノーラにゼレンスキーが重なって見える 。
いや、タイミングのせいではあるのだけど、ロシア正教会の牧師トロス as カレン・カラグリアンが洗礼抜け出して、雇い主たるイヴァンの両親の指示に従うのは、如何にもロシア正教会がプーチンのケツ持ちなことを喚起する(神社庁が安倍晋三の関係も忘れるな!)
ゼレンスキーに、誰か感想聞いてくれないものか(無理)
なお、後日友達と会話していたら、ロシア正教ではなく、アルメニア正教(アルメニア使徒教会)だ とのことでした。
アノーラが「アニー」と名乗りたがっていたのは、人種の問題 だというのはなんとなくわかる。
けれどそんなことより、あの強い顔と唇の厚さがたまらなくエロ可愛い のである。
おっぱいもちょうどいいサイズ感で、お尻もおいしそうって最高 じゃないですか!
それを「エスコートガール」とか言っちゃうのは、結局、イヴァンがやっぱりそのようにしか見ていない ことを如実に表す。
アニーにとって、打算が打算じゃ無くなった瞬間は、イヴァンにとってはモラトリアムの一部でしかなかった 。
この噛み合わなさは階層というかじゃなくて、そもそもの人間性の差 なのだ(とはいえ、イヴァンが可愛いという村山章の言い分もわからいではない)
どちらも刹那的でありながら、刹那であることをチョイスしているアニーと、何時までも刹那であろうとし続けるイヴァンとの差なのだ。
もうすこし言えば、選択しているアニーにとっては能動的な出来事であり、逃げることしか選択できないイヴァンにとっては、受動的な出来事にすぎないのだ。
だからそう、アノーラはいい女だ 。間違いない。
イヴァンはあとで後悔しても絶対によりは戻らないのだ。バーカ 。
この辺は鈴木涼美の評を読みたいところ。
ちなみに、「
ロボット・ドリームス 」でロボットが放置された海岸だったので、
ふわっ! と思いましたよ。もちろん。
パンフで村山章がベガスの24時間結婚式場リトル・ホワイト・チャペルでブリトニー・スピアーズが結婚した話書いてて、
またもや信頼できる!!! と。
そして当然、t.A.T.u.の「All the Things She Said」が鳴り響いた瞬間に大興奮ですよ!ほぼ1番フルでかかった。
VIDEO
ロシア人相手にt.A.T.u.!ロシア人相手にt.A.T.u.!
全般的に音楽の現代っぽさが良いなぁ。サントラ欲しいなぁ。
思ったら、パンフに高橋芳朗をチョイスして曲解説書いてもらってて、ナイスチョイス。
パンフスタッフはアトロクのリスナーですな。
なお、「
シビル・ウォー 」以来の車中嘔吐映画でした(新ジャンル)
車中嘔吐がなんの隠喩なのかは、すこし考えてもいいかもしれない。
半分パブリックで半分個室でもある空間で吐瀉物をぶちまけるってことは、
限定された人にだけ自分を開示することと同義か?