「
ベイビー・ドライバー」見ました。
期待してたよりも良い映画。
結構「
ラ・ラ・ランド」と似てる言う人が結構いたんだけど、むしろ「
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のが似てるよなぁと。
「ラ・ラ・ランド」は映画が無いと生きていけない人の映画なのに対して、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や「ベイビー・ドライバー」は、
音楽が無いと生きていけない人の映画なので、全然核が違うから一緒にはなかなかできないわけだ・・・
と、思ったら、しっかりパンフで町山智浩が「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を引き合いに出してたので、やはりわかってる人はわかってるなぁと(後述のiPodについても同様)
それはともかく、結局最後は
優しさですかね。
どうして俺んとこには、ああいういい女がやってきませんかね。まったく(愚痴)
リリー・ジェームズが抜群にいい女で、
Wikipedia見たら、マット・スミスが彼氏とか、なに?その完璧超人。
そうじゃなくて、黒人が養父でしかも聴覚障害ってのが、何気にこの映画の肝だったと思っていて、もちろん、黒人をそこに配役してることもそうだけど、しかも障害者。
ちょっと珍しいなぁと。
アメリカ映画はちゃんとそゆところに行くあたり、アカデミー賞意識があるかもしれないけれど、ザ・ダイバーシティみたいな。
あと、
それでも音楽が必要なんだよ!ってところに、たぶん、ある程度歳を取ってから聴力を失ったんだろうなぁと。
で、なにより、聴覚障害者を配置することによって、
音楽は空気の振動であることをより明確に主張できる映画になっていて、抜群にこのあたりが好き。
もちろん、そこすら伏線的にエンディングへの演出に到るので、
うわぁ、いい映画だなぁと。
耳鳴り持ちではないけれど、頭の中にガンガン音楽が鳴りまくる人なので、音楽を聴いてると頭の中で鳴ってる音楽に気を取られないってのはよくわかる。
まぁ、油断するとライヴ見てるのに
頭の中で違う曲掛かったりはするのだが(苦笑)
あと、iPod Classicが大漁に出てくるのが、音楽好きらしくて、また良いところだなぁと。レコード買いに行くし。
そこは、懐古主義ではなく、あのホイールのクリック感っていうのが音楽にとって大事なんだよなぁと。
もちろん、あんなガキの頃にiPod Classicがあることの、幾星霜感もあるのだけど・・・
似たようなところで、初めて手にした音楽プレイヤがiPodなのに、録音はテープに録ってるのがなかなか面白いよね。
ディジタルではないって、最近のテープブームも反映している。
正しく2010年代の映画。
ああいう会話MIXは常々やりたいんだけど、時間が足りないんだよなぁ・・・
しっかし、俺、思ってるよりやっぱり音楽好きなんだなぁ。
世の女の子たちよ。つまんない男の相手なんかしてるなよ。
ちゃんと優しい男を見つけなよ。
なんてね。