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洋画

作品名記述者記述日
バビロン唸るバクテリア2023/03/30★★★★

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日比谷ピカデリーはドルビーシネマでやらないの?馬鹿なの???
ってことで、「バビロン」を新宿バルト9のドルビーシネマで見ました。
だから、自ドメは辞めろと何(略)
1年以上ぶりにバルト来たけど、いつの間にQRかざして入場なんてオシャな仕組みになったのか!と、思ったらQRコード無しで入場でした。
それはそうと、ドルビーシネマの内装はああいう規格なのね。日比谷でしか見たことなかったので、ほぉ。と思うた。
で、長いよ!わかってたけど長いよ!
ヤバい。ラス前だけどおしっこ我慢できない!と思って、ダッシュで行って戻ってきたのだが、まだ一時間あったという
長いよ!長すぎるよ!デイミアン・チャゼル!!!
そうです。おしっこです。
シッコ・ウンコ・チンチン・プッシー・貧乳貧乳貧乳!貧乳最高!!!
どこのドリフかと思うような。どこの昭和かと思うような、しょーもないネタのオンパレード。
なにせ、オープニングから象のウンコというか下痢。エレファント・シット!(言いたいだけ)
なにを言っているのかと自分でも思うのだが、ホントの話なのだ。
象のウンコを浴びて運が向いた男、マニー as ディエゴ・カルバと、金持ちに我慢できず噴水のようにゲロ巻散らかして運を逃した女、ネリー as マーゴット・ロビーの物語。
その隙間に、残念イケメンのジャック as ブラッド・ピット。
なにを見ていたのかと。ホント。
とりあえず、餌付いた時点で、ゲロ吐く映画はいい映画!と思いました。まる。
そう。予告とか事前情報で、てっきりブラッド・ピットとマーゴット・ロビーの映画かと思ってたんだけど、違うの。マーゴット・ロビーとディエゴ・カルバの映画なの。ディエゴ・カルバが主役なの!!!
実際、ゴールデングローブではディエゴ・カルバが主演賞ノミネートなの!!!!!!
ディエゴ・カルバいいぞ。
町山さんがパンフで書いてて、なるほど!と膝を打った最終盤でのマッケイ as トビー・マグワイア as エグゼクティブ・プロデューサ)の地獄巡りや、オーラスで映画を見て懐古の涙は、名優誕生の瞬間に立ち会った感が半端ない(いくら傲慢さが透けても)
このクドい顔でフワッと髪まとめてるのも、中盤以降のオールバックなのも両方カッコいいんだぜ。ヤだ。ズルい。
しかし。しかしだ。
この映画は、もう断トツでマーゴット・ロビーの映画なのである。
最高。
マーゴット・ロビー最高。
貧乳最高!つるぺた大好き!マーゴット・ロビー大好き!!
あの乳首クリクリしたい!!!(なにを言っているのか)
まさかハーレイ・クインを越える役が出てくるなんて!いっそ怖い。
さえぼー先生は衣装を否定してるけども、たしかに、1920年代をベースで考えるとまぁそうなんだろうが、ここでの貧乳肯定は「それでも見せるぜ!」なんじゃないかと。
時代に対するカウンターであるならば、貧乳の露出が大きくてもいいんじゃないか。人間だもの。
でもって、キャンプ感に対する言わんとしてることはわかるんだけど、そもそもやはり、前提にある「クィア感」が腑に落ちていない。
って、そういう話じゃなく、おかしくね?なんでこんな凄い仕事してるのに、マーゴット・ロビーはアカデミー賞ノミネートされないの?
もちろん、今年は「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」で、ミシェル・ヨーが女優賞持ってくだろうけど(これ書いたのは発表前)、ノミネートもされないなんてどうかしてるだろ?なんなん?
SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」をノミネートせず、自浄能力の無さを浮き彫りにしたアカデミーは「映画LOVEアピール映画」を切り捨てるって、映画好きじゃないの?
ホントもう、尿意さえ無ければ永遠にマーゴット・ロビーを見ていられる映画でした

でだ、なんだっけ?そうそう。ジャック as ブラッド・ピットが音だということになってるのだけど、英語力が低いオイラにはサッパリわからんのでした。
それよりも、前髪垂らしてるとなんだかMummy-Dみたいだなぁと(だからなにを)
エリノア as ジーン・スマートのところに行ったあたりで、もうああなることは想像に難くなかったのだけど、アレを長回しで撮るのが、デイミアン・チャゼルのデイミアン・チャゼルたらんといった。
長回しで緊張感を保つのと、露骨なところは見せないあたりは見事だなぁと。ウンコだのゲロだのは露骨に見せるのにな!
上述のさえぼー先生ブログの通り、
> 正直なところ、シャゼルは自分の独特な映画観をわかりにくく提示するよりもゲロを撮ったほうが面白いのではないかと思った。
とは思う。
しかし。しかしだ。しかしなのだ。
デイミアン・チャゼルの真骨頂は、パラマウント配給なのにMGM中心に映画愛を吐露しまくるオーラスの映画館なのだ。
これまたさえぼー先生が言及しているとおり、フラッシュフォワードしてるのはどうかと思うけど、このシーンを見ていて頭に浮かんだのは「エンドロールのつづき
んでもって、「エンドロールのつづき」は外国語映画賞にノミネートすらされず、「バビロン」は作品賞にノミネートされないアカデミーの存在意義なのだ。
映画的に、愛が報われなくても構わないだろうけど、自分たちに都合の悪い過去は蓋を従っているようにしか見えないのだ。
ずいぶん遅いオープニングでタイトル出た瞬間の心の中の喝采や、マーゴット・ロビーの乳首とか、俺はこの映画が大好きなのだ。
ああ。貧乳揉みたい(だから)
唯一にして最大の疑問はシドニー・パーマー as ジョヴァン・アデポが、サイレントからトーキーにかけての映画史に必要なの人物なのはわかるんだが、劇としては削って時間短くして欲しかったとも。
どうしてもバランス取って扱ってるよにしか見えなくて、それはそれでどうよ?と。

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