↑スタジアムの図1
チケットは
バックスタンドの11列目。
先に席へ行こうかそれとも、と話している先に現れるはスタジアム内のオフィシャルショップ。
マグマ溜まりにも書いたのだけれど、列が押し合いへし合い。
巨体のメキシコ人が俺の前に割り込むし、サッカーに初めて来ただろうオバサンは前の人がいなくなった間隙に無理矢理その体をねじ込む。
もうね、お前らバカかと。ただW杯W杯騒ぎたいだけだろうと。
餓鬼連れてこの人混みの中に並ぶオバサンも悪いけど、それすら目に入らず、(以下、前述の初めてオバサンと息子の会話)
「ねぇ、○○(息子の名前)、アンタどのTシャツが欲しいって」
「えっ、あれでいいよ。仙台ってロゴ入ってるヤツ」
「そう、他には?ストラップ残ってる?アンタ、ちょっと前割り込んで見てみなさいよ」
いやもちろん、俺がこの会話を正確に覚えてるはずがないんで、意訳になるけどさ、でもさ、冷静に考えてみようよ。
そもそも、サッカー好きがいくらW杯で浮かれてるとはいえ「仙台(厳密にはSENDAI)」なんて
ロゴ入ったTシャツ着るか?
もうさ、典型的なパターンじゃないですか。別にチームにも国にも興味が無くて、ただ騒いでて、しかもチケット取れちゃったから見に来た一家(4人組を想定)が、残ってるTシャツでも記念に買っていこうと。
テメェ、俺がいったいどれだけ苦労してこの場にいると思ってんだ!!
結局、めぼしいモノはここにもなく、そんなバカなTシャツ着れるはずもない
U・BはW杯の公式パンフレット(2000円は高すぎ)を買ってショップを離れました。
一応書いときますけど、ホントにサッカー好きできてるヤツらって、
人の迷惑になるようなことしません。なぜなら、たとえどんなに遠くのスタジアムでも、再び来るからで、その場に居合わせた人と
いつかまた会うからです。
閑話休題。
結構急な階段を下りて、席に着きます。
エクアドル贔屓でここまで来た
U・Bはメキシコ側にいることに
愕然とします(苦笑)
でも、ちょうどピッチと正対したら目線がDFラインとぴったり重なるぐらいで、得点シーンに俄然期待が持てる良い席でしたし、実際その期待は裏切られることなく・・・
↑スタジアムの図2
さてさて、少し落ち着いてから15時頃、
U・Bは席を立って飲み物を買いに行きました。
これが
大失敗。
まず、
人いすぎ。
しかも、前に立ってるメキシコ人、後頭部のフケがスゴい(ヲイ)
5分経っても10分経っても列が前に進みません。
時々後ろの方から歓声が起こり、並んでるこっちはいてもたってもいられません。
で、メキシコ人の皆さんが怒り出します。当然ですな。なんたって、自国チームの
選手紹介が始まったんですから。
いや、こんなとこまで来て選手紹介をTV(一応売店にも15インチTVが吊されていた)で見るとは思いませんでしたよ。
俺も。が、それだけでは済まないのです。
試合開始10分前。
堪忍袋の緒が切れ始めたメキシコ人と、一部の日本人は店員に対してブーイングを始めます。
当然です。だって
選手が入場してきたんですから。
もちろん、ブーイングの対象は店員だけに留まりません。押してるのに時間がかかるビールばっか頼むバカにもブーイングです。って言うか、
500円もするバドワイザーがそんなに飲みたいか?
ようやく
U・Bに順が回って来たときには国歌斉唱も終わり、メキシコサポとエクアドルサポの応援が混じり合う、独特の緊張感が背中越しに教え寄せてきてました。もうこの時点で、いろんな意味で血圧上がりきってました。はい。しかも、1分ほど店員が捕まらない。って言うか、
誰も注文訊いちゃいない。
こっちは、注文決めて、財布から小銭も取り出して、バッチリ準備できてるのに、お前ら舐めとんのか!!!!
思ったけど、口には出しません。
いい人ぶってますから(テレ)
ようやく捕まえた店員に飲み物とおにぎりを頼むと、おにぎりは無い。
ならなにが残ってるの?と訊くと、フランクフルト。
朝パン1つ食っただけですから、しかたなく頼みましたよ、フランクフルト。250円もするフランクフルト。冷めてるフランクフルト。
U・Bのよりもちょっと細(殴蹴投)
そんなこんなで、観客席にはペットボトルを持ち込めないから、強風に吹き飛ばされそうな紙コップに飲み物を移し替え(きっと、最初は売店の店員も紙コップに移し替えてから渡してたんだろうなぁ。だからあんな人並んでたんだろうなぁ)て、こぼしそうになりながらも急な階段を下り、ようやっと席について一口飲んだら笛が鳴りました。
そうです。KICK OFFです。ってことで、試合内容は次ページ。それにしても、なんか日本語フラフラだなぁ・・・