第97回 ポテン・ヒッツ〜シングル・コレクション〜

空虹桜SONY時代のベスト版(※1)であり、間違いなく90年代初頭、ポップカルチャにおいてムー
       ブメントであった(※2)ことを証明する至極の一枚。
U・B  >豪勢な紹介はわかったからアルバムタイトルぐらい言えや
空虹桜>どうせタイトルで出てるん(※3)でしょ?ならいいじゃん。そんなわけで1曲目「N.I.C.E GUY
       (NICE GUITAR DUB)」
U・B  >GUYとGUITARが微妙にかかってるわけですな?
空虹桜英語弱いのに良く気づいたわねぇ。
U・B  >お前にだけは言われたくないし(※4)。ちなみに、この曲はインストゥ(※5)でございます。
空虹桜>まぁ、言わなくても曲名見ればわかるからね。ちなみに、OUTが91年だったりする。
U・B  >11年も前ですな。んで次が短いから歌詞カードに起こしようもない「アニよマイクをとれ
空虹桜>いや、そういう意味じゃないと思うんだけど。まぁ、アニがここでマイクを取ってくれてるから3曲目
       「ゲームボーイズ」から二人でMC。
U・B  >SFC版以降必ずゼルダに絡んでるんだから、今年もTVCMに出るんだろうなぁ。また、
       BOSEピンかもしれんが。
空虹桜>たしかに、ファイアーエムブレムのCMも昔のリメイクだったもんね(※6)。って言うか、CMにでも出
       ないことには新譜出してくれないんだろうなぁ。きっと。
U・B  >なんか切実な話になってきたから次。「あんた誰?(REMIX)」はどこがREMIXされましたか?
空虹桜をい。お前の耳は節穴か?
U・B  >酷い言われようだな。オイ。個人的には勘違い野郎とか電波人間を見ると心の中で
       すかさず谷啓が「あんた誰?」と言ってくれるようになってしまったのだが?
空虹桜>ああ、それはアタシも良くある。あの田舎もん修学旅行で裏原行っちゃったり
       とかして、好きな曲はDAとか言っちゃうクセして、クラブファッション決めてる
       間見るとホント心の底からあんた誰?って気になるよね。
U・B  >拘るなぁ。もしかしてお前が生殺与奪の権利持ってたとしたら真っ先にヤツらを殺す
空虹桜>いや、その前に香水中毒のおばちゃんとか脳味噌の皺無くなった政治
       とかいるから。って、そんな話してる場合じゃなく5曲目「Bits of "NONSENSE"」ちな
       みに、"NONSENSE"部分は文字の印刷が左右逆ですのでご注意を。
U・B  >なんでこれって歌詞カード2行だけよ?
空虹桜>そこら辺からサンプリングしてつなげてるから。タイトル見てわかるようにちょっとだけタワ
       ーリングナンセンス※7)なのよ。
U・B  >なるほどねぇ。とりあえず、ここまでが1991年製で6曲目「Trio The Caps」からが1992年製。
空虹桜>8曲目の「SHINCO ABOUT IT」は91年製だけどね。それはともかく、改めて聴くとやっぱ
       いいよねぇ。この曲。シンプルだし、出てくる数字が基本的に3絡みだったりするし。
U・B  >「基本的に」と言ったから揚げ足は取らないことにしよう。今さらな感想だが、もうこの曲の時点
       で老成が始まってる気がする。
空虹桜>YOUちゃんのこないだ出た曲とか聴いてるとこっちが恥ずかしくなんない?なんかキングギドラもイ
       ンタビュウで熱く語ってたけど、30過ぎたら無様じゃない?(※8
U・B  >でも、流行りのラップとか嫌いなんだろ?「若さがない」とか「遊んでない」とか「小さく
       まとまりすぎ」とか「弾け方が足りない」とか酷評してるじゃん。
空虹桜>だからさ、30過ぎたらって言ってるじゃん。この曲までで既にスチャはオモロラップ宣言をし
       てる(※9)わけだから、熱弁振るった自分を笑わないと嘘つきになっちゃうのさ。
U・B  >たまにお前も振り返ってみぃ。たぶん、真面目に語りすぎてて青臭いから。
空虹桜>うーん・・・言い返したいけど泥沼だなぁ・・・いいや、7曲目「スチャダランゲージ〜質
       問:アレは何だ?〜(PRONCE PAUL MIX)」ちなみに、EAST END × YURIが「何そ
       」出したのがアルバムしか持ってないけど、95年であることに注意されたし。
U・B  >もうなにが言いたいのかさっぱりわからんのですが?
空虹桜>いいのいいの。わかる人にだけわかるから。まぁ、わかんない人は文脈から判断しろと。8
       曲目はもちろんインストゥなわけで、シンコちゃんにお任せな感じで、9曲目は厳密な意味でクロス
       フェーダ初登場の「SANTAFUL WORLD
U・B  >なんか、スチャダラパーはクリスマスソングってイメージじゃないけど、なんかせつないよなぁ。
       実体験だったりする?
空虹桜>どうなんだろうね?とりあえず、クリスマス実家でヤルな!ってことで一つ。
U・B  >・・・直球ど真ん中な発言を頂き誠に恐縮至極です。で、10曲目もクロスフェーダでは初登場
       の「コロコロなるまま」で、もちろんこれのコーラス募集記事を俺はコロコロで読ん
       でたりするわけだ。(※10
空虹桜>さすがはコロコロ派。懐かしいよねぇ。田宮の前ちゃんとか。でも、懐かしむ以上の聴
       き方ってできないよねぇ。
U・B  >俺的にはふと「かっとばせキヨハラくん」をコンプリートしようかなぁなどと
       思ってみたりみなかったり。
空虹桜>なら「あまいぞ!男吾」とか「リトル・コップ」あたりも揃えてね。(※11)それはともかく11曲目「
       夜はブギーバック(Live at BIG EGG?)」。つまり、東京ドームでライヴやった
       ら?と言う仮定に基づいた曲。とりあえず、小沢君がカヴァした今こそ再聴してみては
       いかがかしら?と。
U・B  >今の子どもって東京ドームの愛称が「ビック・エッグ」だったなんて知らないんだろうなぁ。空撮し
       たら卵に似てるからが由来だったはずだけど、きっと、ヒーロー戦隊のスポン
       で、ロボット登場のバンクに必ず映ってる場所としてのイメージしか・・・
空虹桜>また、なんとマニアックな説明の仕方をするんですか?アンタって人は。
U・B  >一応、それが仕事なもんですから。次、12曲目「コロコロなるまま featuring 佐
       波圭百(年男登生MIX)」は歌詞が94年用にフィックスし直されてるからイチローも松井も現役な
       のにスキラッチや城が・・・
空虹桜>またそういう痛いところを。スキラッチはしかたないでしょ?来た時既に歳だったんだから。
       それなら行方知らずのルー大柴とか続編が制作中止のMOTER2とか。
U・B  >お前の方が痛いとこ突いてるし。しかも注釈付けたくないネタばっかだし。(※12
空虹桜>これでもかなり手抜いてるんだけどなぁ〜。次、「トラベル・チャンス(Crab Tunin')」
U・B  >さすがにこれはこの前話したばっかでのリミックスだからいいだろう。14曲目は「SANTASTIC
       MIX featuringピアノ成人〜星に願いを
空虹桜>「トラベル・チャンス」の方はMDとアナログ版のボーナストラックだった曲で、「SANTA〜」の方はイ
       ンストゥでしかもタイトル見てわかるとおり名曲「星に願いを」とのMIX。んで、どちらにも言えるのが
       トラックが無茶苦茶イイ。
U・B  >「SANTA〜」なんてピアノだから、普通の喫茶店とかでループさせてても違和感無いんだろうな。
       ニの鼻歌は別にして
空虹桜>それがなきゃなんのための「星に願いを」かわかんないし。それに、「トラベル・チャンス」だってゴン
       チチがトラック作ったんだから違和感ないです。で、最後15曲目が「Little Bird Strut(Live)」
       で、場所が渋谷ON AIR EAST。
U・B  >楽しそうですね
空虹桜>なんだ?その無気力で単調なセリフは。
U・B  >いや、いい加減終わらせていただきたいと思うのですが?久々にクソみたいに長いだろう?今回。
空虹桜>って言うか、最近短すぎただけ。そうそう、前からずっと思ってたんだけど、これぐらいの時
       代のアルバムって歌詞カードに「スクラッチ・ノイズを始めとする雑音のようなもの、あるいは著しく
       劣化したサウンドを使用している部分が幾つかございます
」とか書いてるんだよね。
U・B  >牧歌的ですなぁ。さすがに今は無いんだろ?
空虹桜>とりあえずさ、ここら辺のフレーズが無くなっただけでも、糞ラップでも流行って良かっ
       たなぁと。(※13


※1 スチャダラパーの話をしております。んで、2nd〜3rdまで彼らはSMEに所属しておりました。当サイト内ではここを参照。オフィシャルはここ
※2 コーネリアスと小沢健二が同一年度にアルバムを出したことから、再び80年代後半から90年代前半にかけての渋谷系に注目が集まりかけてる今日この頃なので、そこら辺の雑誌やサイトを見てください。その頃U・Bは幼稚園から小学生ですんで。
※3 冒頭の第97回の隣がアルバムタイトル。スチャダラパー最初のベストアルバム。
※4 トップページになんか書いてるにもかかわらず約2年間、英語ページができる素振りすらないのはひとえにここに要因があるのは言うまでもなく、つまり、ここで言い訳してるわけで。だって、英語化するのも空虹の短編ぐらいしかないし。
※5 Instrumental。つまり、曲だけってこと。
※6 TVゲームネタなのでまとめて注釈。この曲がSFC版のCMソングだったことを踏まえて、64版の時はBOSEが実際ゲームをやってるシーンがCMになってて、2002年冬頃に任天堂からGC版「ゼルダの伝説」が発売される予定だと言うことを考慮しての発言です。ファイアーエムブレム:素人じゃ一巡目で絶対にクリアできないという曰く付き(笑)の名作シミュレーションRPG。2002年3月にGBA版が発売されたが、それのTVCMが第1作のリメイクだった。
※7 2ndアルバムの表題曲。詳しくはここ参照。
※8 YOUちゃん:「うたばん」でもの凄く空回りすることでらしさを見せつけた焼きそばのCMでおなじみ(?)のラッパYOU THE ROCK ★のこと。キングギドラ:某日本が誇る怪獣映画に出てくるライヴァル怪獣のこと。ではなく、ZEEBRAとかがいた伝説のヒップホップユニットらしいけど、は聴いたことないのでどこら辺が伝説かは知らぬ。4月中だか5月中に何年かぶりのシングルが2枚出る。
※9 前述の「タワーリングナンセンス(曲の方)」で、そんなことを言っている。
※10 ご存じのように、小学生(男)はコロコロ派かボンボン派に分かれていて、基本的にコロコロ派=ミニ四駆orドラえもん。ボンボン派=ガンダムの構図。ちなみに、コロコロ派はドッチボールの時外野がボールをぶつけても中に戻れず、ボンボン派は仲間が当たってもそのボールを地面に着く前に拾えばセーフだった(マニアック)それはともかく、は小学3年から小学6年までずっとコロコロを買っていたが、その前から立ち読みしたり友達の家で読んでたり(笑)もちろん、ボンボンはずっと友達の家で読んでた(悪)スチャダラパーはこの頃コロコロに投稿のコーナを持っていた。ちなみに、初登場時はなんか微妙なコラージュ見たいな4ページぐらいのコーナでバーコードバトラーIIを壊していた(苦笑)それにしても、ここだけ異様に長いぞ<
※11 田宮の前ちゃん:第2期ミニ四駆ブームの時は既に田宮にいなかったらしい「ZEN」シリーズでおなじみの改造屋さん。当時はドジなファイター派か理知的な前ちゃん派かで別れていた。ああ、RCカーグランプリ復活きぼんぬ(本気)「かっとばせキヨハラくん」:清原の名を冠してるわりに実は桑田が主人公の妙な野球マンガ。その後タイトルも変わって(「がんばれゴジラくん」だったかな?)松井が主人公になったが結局は桑田がメインだった(笑)「あまいぞ!男吾」:!の位置が自信無いけど、熱血マンガを描かせたら島本和彦かMoo.念平(ああ、もしかした間違えてるかも・痴)かと言われる後者の方の代表作。「リトル・コップ」:もしかしたら・は無かったかもしれないけど、漫画家の名前も覚えてないけど、なぜかコロコロで長い間続いた微妙にハードボイルドしてた名作マンガ。上記3作+「おぼっちゃまくん」や「つるピカハゲ丸くん」あたりが当時コロコロの看板マンガだった。って、ここも長い(滅)
※12 そうは言っても結局注釈つけるいい男ことU・Bです。スキラッチ:ハゲてた元ジュビロ兼W杯得点王。際立った長所が無いのに無茶苦茶点取ってた、本当の意味での点取り屋。城:偽物の点取り屋。勘違いして市原からマリノスに行ってしまったのが運の尽き。現在神戸だが、どんなに活躍しようとも代表に呼ばれることは無いだろう(遠い目)ルー大柴:濃かった人。今は亡き「浅草橋ヤング用品店」の人(笑)ちなみに、「秋葉原ヤング電気館」を知っている人はZakk氏以外にいったい何人いるのだろう?MOTHER2:キムタクが当時CMをしていたことで有名の名作RPG。初めてゲームで泣いたのがこれだったという人多し。続編が64で出る予定だった(そのためには64を買った説)が、結局諸事情で制作中止。せめて、久美沙織にノヴェルス版書かせて下さい。マジで>糸井重里 a.k.a daring@ほぼ日
※13 空虹桜54行(!!)U・B39行(!)でもちろんの勝ち。ホントは2回に分けるべき量な気もするけど、まぁしかたないでしょう・・・なお、最後の最後に空虹に猛毒を放ってもらって今回は終了。注釈含めて久々に長いからちかれた。最後まで読んで下さった方。お疲れ様でしたm(_ _)m


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