寝る前に思い出してしまったので、「アウトサイダー・ブルー」の余談。
・穂崎円さんに気に入られたようで、有り難い有り難い。
・ホントは「アウトサイダー・ブルース」だったのだけれど、まぁ、このタイトルでも意味は通るからいいかと。
・ちょうど木地雅映子を読んでる時に書いたので、影響がモロに出ていて、若干痛い。
・いかにも物語だったり、超短編と親和性の高そうな本を選ぶとネタ被りというか、アタシが書く意味が無いという自覚症状があったので、雑誌にしようと。
・でまぁ、ゲイ雑誌はベタすぎてつまらないので、レズビアン雑誌をググると。Wikipediaで漁ると。
・ただ、厳密には先に「劇団フライングステージ」を出すと決めていたので、ゲイ雑誌はどちらにせよ無かった。
・主人公のセクシャリティを曖昧にしておきたかったのです。
・劇団フライングステージは友達がよく見に行っているので、一回連れて行ってもらいたいのだけれど、なかなかその機会が無い。
・アイデンティティの物語を書いたのは久々。
・自由になりたいという人がアイデンティティに囚われるのは、自己矛盾じゃないか?と考えていたら生まれたのが最後のフレーズ。
・パンチラインとして「「わたし」と呼ぶことすら、厭だ。」は結構なハードブロー。
・書いてからちょっとだけ、峯岸史上最高のフレーズワークである「ごめんなさい。僕は僕の空想癖が嫌いです。」を思い出したけど、だいぶ違うからいいかと。
http://microrrelato.net/msgp/2006/works/01_first.html・ちなみに、これのためにトーナメント見返してたら、2005年の1/2 Finalsがテンプレだけ。
http://microrrelato.net/msgp/2005/works/05_semifinals.html・田舎の閉鎖性は、正直しんどいけれど、都会もしんどくて、アタシは生き場所が無いと、ちょっと常に感慨を抱いてはいる。
・辞書的な知識ありきで、詩も短歌も俳句も現代ヒップホップも映画もなにもかもが、「わかっていればより面白い」方向を向いている。俗な言い方をすれば「オタク的」とか「マニアック」
・身内ネタが一番笑えるように、「面白い方向」ってヤツがあるのなら、人間の想像、もしくは脳みそのコンパスは常に同じ向きを指しているんだろう。
・でもさ、とアタシは考える。その方向にみんな行くわけだから、アタシは逆を向かなきゃダメだよねと。「価値自由」的立場を貫くのであれば、カウンタを意識しなければならない。
・なので、「アタシには面白い話」は没なのです。
・でもって、賢い話は書きたくないなと、このところ考えているのです。
すっかり書き忘れてたのを思い出してたので。
・砂場恐ろしい子!
・でも、アレはアタシが似たようなネタぶつけにいかなきゃいけなかったんだろうなぁ・・・