ハッキヨイ!せきトリくん
国技館で配られたせきトリくんクリアファイル、欲しかったです。
こないだ行った九月場所初日には安芸乃島が配るってことで
時間の算段を立てていたのですが
整理券をフライング気味に配っていたらしく(相撲協会いつものアバウト体制による)
もらえませんでした。残念。
あのアバウトさ&館内の親方たちの威圧的な仕事っぷりは、
知ってれば「そういうテーマパーク」として楽しめるのですが
初めて行ったときはびびりましたものです。すごいよねあれ。
で、ハッキヨイ!せきトリくんの「ハッキヨイ」はなんで「キ」なの?っていう、どうでもいい話の推測です。
ハッキヨイ=もちろん「はっけよい」。
はっけよいの語源というか意味には、ことばおじさんによると
大きくわけて二通りの説 があるらしく、ひとつは
「八卦良し」、これは国技館が八卦の形をした八角形であることと、
神事であるお相撲を取り仕切る行司さんがREADY GOの意味で「八卦・良い!」、
バトルの準備は整ったから始めてくれよ、というかけ声と考えると、理屈的には腑に落ちます。
ちなみに、国技館の東西は「正面」から「向正面」にむかって「花道」を両側に見る立ち位置、
つまり放送席からみると(=相撲中継のおなじみアングル)右側が西、左側が東になってます。(参照pdf)
さらにいえば実際のの東西南北ともかなりずれている。
なんか色んな理由でそうなってるらしい けど
中に入ると軽く混乱しますよね。一瞬、自分が方向音痴になったのかと不安になります。
外側の八角形の回廊を歩くと、いつまでたっても元の場所に戻れない感覚に陥るのもこのせいでしょうか。
八角回廊って、すごく長く感じます。同じような売店がいっぱいあるのも、また無限感がある。
で、ハッキヨイの話に戻りますが、もう一つの説は「発気揚々」。
がんばれよ~、いきごめよ~、はっきよ~よ、はっきよ~、はっきよい。
古い日本語は音から考える方が筋が通っていることが多いみたいなので、
「理屈の八卦」よりは、「音の感じの発気」の説の方がどうも説得力がある気がしないでもないです。
(個人的には八卦のほうがカッコイイ感じがして好きですが)
相撲協会はこちらの説を「一応、正しいもの」としているみたいですね。
つまり。
ハッキヨイ!せきトリくんの「ハッキヨイ」はもともと「発気揚々」なんだぞ、
「気」ですからね、だから「キ」なんですぞ。まちがうなよ。
という相撲協会のアピールなんではないかと。そいう推測でした。
まさか、ここに来て本来のハッキヨイを取り戻そうとしているのでしょうか。
ということは行司さんも「はっけよい」は「ハッキヨイ」と言いなさいと教えられていたりするのかね?
今度、行司さんの声、よく聞いてみようと思います。
でも、全然関係なかったりして。テヘヘ。
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