まとまっているものは見やすい

という訳で珍しくアメリカ製の映画を立て続けに何本か観たのですが、
当たり前なのですが破綻なくきっちり見やすくまとまっているので
続けて鑑賞しても案外疲れないものなのですね。これは私にとって意外な発見でした。
中南米の映画は多分に文学的な事が多く、解釈がどうにでもとれるとか
登場人物の行動倫理が不思議すぎる、とかそういう余地がありすぎるので
一気に何本も観るとくたびれるんですよね。私はそのくたびれ感がたまらないので見続けるのですけれども。
ハリウッドとかは多くの人に見せるために、編集とか演出が最大公約的にちゃんとしているってことだろう。
という当たり前なことに今更気づいた次第です。
あと、トランスフォーマー、ターミネーター4、スタートレック、
の予告が続けて流れたのだが全部同じに見えて笑った。ネタギレかよ、とさえ思うくらい全部同じだな。
もちろんちゃんと観たらそれなりに面白いんだろうけどさ、でもさ、
ロボットCGももうお金のかかったアニメにしか見えない。
CGみて、本物っぽいね!ビックリするね!っておめでたい気持ちだけであの手の映画を楽しめるのなら、
それはそれで素敵な娯楽なのだよね。

commentComment [0] 

 

映画鑑賞週間

今週みた映画

★スラムドッグ$ミリオネア
面白かったんだけど、お話の筋が陳腐なエンターテイメントにまとまっているので何かおかしいな、と思い
原作を読んだらやっぱり原作の方が全然ちゃんとしてた。エンターテイメント小説には変わりないけど。
映画も良かったんだけどね。音楽が良かったです。音楽AKIRAみたいで良かった。
ミリオネアの司会はやなおじさんって定石なんでしょうか。
でも、ミリオネアは貧乏な人が一攫千金じゃないとやっぱ全然面白くないよね。
日本のミリオネアの終盤が芸能人大会でダメダメだった理由がわかったよ。
山谷のおじさんとかが大金当てたら絶対見るのになあ。

★グラン・トリノ

★イントゥ・ザ・ワイルド
これも原作読んだ方が良さそうですよね。
自給自足ってどこまでやれるんだろう、ってずっと思ってたのですが
いずれにせよ一人じゃ無理だな。10人ぐらいいれば、ヘラジカもなんとかなりそうな気がする。

★パンダコパンダ
大きい方のパンダが「パパンダ」だという事実を知った。パパだから。
パヤオさんはいろいろ一巡りしてポニョでパンダコパンダに戻ったのだなあ。
やはり、幼児のメルヘンはすばらしいですね。できたら私もそこに向かいたい。
[パンダコパンダ−千と千尋−ポニョ]を三部作としてみなすとすごく腑に落ちる。
私が宮崎監督だったら、ここまでのものを作れたらもう死んでもいいと思うんじゃないか。

★MILK
ショーン・ペンのゲイ演技がすばらしい。
あと、ディエゴ・ルナたんの男娼みたいな動きも最高です。
イントゥ・ザ・ワイルドの主役の人もゲイ役でかわいかった。
バルト9なのに小さいスクリーンに追いやられていてもったいないなあと思いました。
せっかく二丁目があるのに、ちゃんとやってやれと思う。
ずっと疑問だった、サンフランシスコがゲイのメッカであったことを理解できて良かった。ボーイズタウンか。


commentComment [0] 

みた映画/失われた肌

映画鑑賞メモ
失われた肌Link
原題はel pasado

ガエルガルシアベルナル主演というのにまったくうっかりノーマークだったのだけど
シネマトゥデイにちーさい文字ででてた映画情報で「失われた肌」っていう題名を見て
なんか南米映画っぽいな、と思って開いたらやっぱりそうでした。
スペイン語圏の映画を持ってくるときにむりやりつける邦題の、
なんともいえん独特なセンスのやぼったさにも反応できるようになってきました。私ったらさすがですね。
おそらく翻訳してる人もそう沢山はいなくて、少ない人数でぐるぐる仕事をまわしてるから
個人的な訳のクセがじんわり表出しているのではないかと推測しています。推測ですって。

映画は誰も幸せにならない鬱映画でしたけれども良かったです。
ブエノスアイレスって本当に美しいですね。鬱を美しく鬱にする素敵な背景でした。
あとガエルはイケメンすぎてオエってなるね。何をやってもイケメン。ダメ男役を引き立てるイケメン。
ガエルのイケメンっぷりたっぷり見せますみたいな内容でもあったな。
あんまり身長高くないのもいいですね。
私は、いまだに高身長=かっこいいという価値観が理解できません。
ガエルみたいな場合だとイケメン顔がよりでかく見えていいじゃないか。
そのバランスを追究するとセンベイさんになるね。イカス。

commentComment [0] 

Lake Tahoe

ダック・シーズンのフェルナンド・エインビッケ監督のLake Tahoe
ベルリンで賞をとっていたようですね。見たいな~。



もしかしてちょっと中江裕司の映画と似てるのかもしれないですね。
沖縄とメキシコ、どっちも暑そうという共通点しかわかりませんが。
チリ独裁政権とか共産主義の映画より、こういう無事故無傷な映画の方が自分には好ましいです。
中江監督もフェルナンド監督も、もっと評価されてよいと思うのですが。

早く、翻訳・輸入されないでしょうか。次のラテンアメリカ映画祭とか持ってくると、良いと思うのですけどね。
英語字幕のDVDでもいいよ。海外amazonでむりやり買ったとしても、リージョンコードを突破できる自信がない。
スペイン語をきいてもわからないのはとても悲しい。勉強できる時にもっと勉強しておけばよかったですよ。私は愚かです。

commentComment [0] 

飛ぶ夢をしばらくブラピ

おなじ事を思った人は沢山いると思うのだが
いま出ている、ブラピが若返っていく映画って
「飛ぶ夢をしばらく見ない」とまったく同じだよね。
っていうか若返って若返って切ないみたいなプロットは山田太一よりもう以前から特に新しくもなんともなさそうだけどね。
「飛ぶ夢をしばらく見ない」の映画版は
石田えりが巨乳のままおばあちゃんから幼女になっていくのが超こわいんだよね。
むかし、夜中にみててちびりそうになった。ああ怖い怖い。ブラピより怖いって。




commentComment [0] 

2024.11
SMTWTFS
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930