値上がりと絶望
2008/7/6
じわじわと物の値段があがっていて、
本当に何かとても絶望的なものが少しずつ迫ってきている気がします。
高度経済成長の貯金は精神的なものも含め、もう完全に使い果たしてしまったのだね。
使い果たしたどころじゃないか。
日本のコンビニも、今に「ロシアのスーパー」みたいにガラガラになるのかもしれない。
ぐるっと巡って70年くらい前の元に戻るだけなのかもしれないけどね。
だけど元の状態を現役のほとんどの人は知らないわけで。それは実際つらいと思う。
たぶん、そういうどうしようもない状態になるとしたら
今日からここはひどい国になりました!ってなるんじゃなくて
じわじわと一個ずつ諦めなきゃいけない事が積み重なっていって
気がついたらひどい貧乏絶望のさなかにいました、
みたいになるのかもしれませんね。
耐性を養う期間はないこともないのでしょう。
自分だけ逃げようと努力するか、流されて行くのか、
どちらに行くのかは個人の自由だと思うけど、
それを選択できるかどうかはギリギリまでわからないんじゃないかと思う。
二者択一でもないし、何が奏功するのかはわからないからね。
外国に逃げたりするのが是なのか、ドメスティックな作業を愚直に続けるのが勝ちなのか、
きっと先見性のある人たちはとっくに考え始めているんじゃないかと思います。
いずれにせよ最低限のバランス感覚とリテラシーは必要だよね。
自分だけが勝ち残ることが是なのか否か、という煩悶も含めて。
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