中高年もグワシ!楳図かずおの4コマ漫画入門(仮題)
NHK教育 趣味悠々 木曜日/午後10:00~10:25
11月5日~12月24日 全8回シリーズ
http://www.nhk.or.jp/syumiyuuyuu/
どういうことなのか。
本屋でテキスト見て、声が出そうになりました(グワシ、ではない)
調布の二人
2009/2/10
つげ義春が水木プロの仕事を手伝うようになったのがもともとの縁とはいえ、
この二人が京王線をはさんで調布駅からほぼ対称の位置(推測)にいまだに生きて住んでいる。
という事実が私に生きる力を与えてくれるような気がしまるす。
数年前の不発弾処理の時は、二人とも避難区域だったのでしょうか。
あの日曜日に、二人は同じような時間に同じように家から逃げたのだろうか、とか想像すると、生きていてよかったと思えてくる。
実際に避難区域だったかどうかは知りませんけどね。
水木しげるが、「つげサンと猫は天才だから、かなわない」と綴っていたのは胸にきました。
吉祥寺→楳図かずお、大島弓子、宮崎駿
調布→水木しげる、つげ義春、吉田戦車
こうして並べてみると、何か味わいが出ますね。
吉祥寺は「乙女」、調布は「隠居」。
吉祥寺も調布も武蔵野とみなせば同じなのですが、中央線と京王線の性格のちがいは大きい。
つげ義春初期傑作短編集 1
深大寺でのインタビューが載っていて、泣ける。
この二人が京王線をはさんで調布駅からほぼ対称の位置(推測)にいまだに生きて住んでいる。
という事実が私に生きる力を与えてくれるような気がしまるす。
数年前の不発弾処理の時は、二人とも避難区域だったのでしょうか。
あの日曜日に、二人は同じような時間に同じように家から逃げたのだろうか、とか想像すると、生きていてよかったと思えてくる。
実際に避難区域だったかどうかは知りませんけどね。
水木しげるが、「つげサンと猫は天才だから、かなわない」と綴っていたのは胸にきました。
吉祥寺→楳図かずお、大島弓子、宮崎駿
調布→水木しげる、つげ義春、吉田戦車
こうして並べてみると、何か味わいが出ますね。
吉祥寺は「乙女」、調布は「隠居」。
吉祥寺も調布も武蔵野とみなせば同じなのですが、中央線と京王線の性格のちがいは大きい。
つげ義春初期傑作短編集 1
深大寺でのインタビューが載っていて、泣ける。
nekogusu
猫楠
水木しげるが南方熊楠のことを漫画に描いたのも、しっくりくるというかすごくよくわかるのです。
いうまでもなく、この二人は似ているのかもしれませんね。
プリミティブな気質はプリミティブな気質に惹かれるんでしょう。
そして、この漫画を読むのはなぜかすごく疲れることだった。
だからそのうちもう一度読もうと思って本棚に置いてあっても、なかなか手に取ることができかねるのです。
水木しげるは伝記シリーズも良いですよ。妖怪だけではないのです。
あと、全盛期の悪魔くんとかは多忙とか不人気とかいろんな理由で途中で投げ出す感じがたまらん。
つげ義春は、水木プロの美女担当だったのでしょうか。
つげ美女にはうなじがあるんだよね。水木サンのにはうなじないので、色気がない。
妻、娘のエッセイも含め、だいぶ水木本が揃ってきました。
私はこういうふうに生きているので、社会制度とか税金とか関係ないのです。
興味がないので言われるがままに払い、従うだけ。考えてもわからないしね。
精神的グリッドとしては12歳くらいの座軸に置いておくのがちょうどいい気がします。
水木しげるが南方熊楠のことを漫画に描いたのも、しっくりくるというかすごくよくわかるのです。
いうまでもなく、この二人は似ているのかもしれませんね。
プリミティブな気質はプリミティブな気質に惹かれるんでしょう。
そして、この漫画を読むのはなぜかすごく疲れることだった。
だからそのうちもう一度読もうと思って本棚に置いてあっても、なかなか手に取ることができかねるのです。
水木しげるは伝記シリーズも良いですよ。妖怪だけではないのです。
あと、全盛期の悪魔くんとかは多忙とか不人気とかいろんな理由で途中で投げ出す感じがたまらん。
つげ義春は、水木プロの美女担当だったのでしょうか。
つげ美女にはうなじがあるんだよね。水木サンのにはうなじないので、色気がない。
妻、娘のエッセイも含め、だいぶ水木本が揃ってきました。
私はこういうふうに生きているので、社会制度とか税金とか関係ないのです。
興味がないので言われるがままに払い、従うだけ。考えてもわからないしね。
精神的グリッドとしては12歳くらいの座軸に置いておくのがちょうどいい気がします。
孫
2009/1/19
マンガが戦争を描く時
という番組に中沢啓治が出ていて、
原爆ドームとか思い出深い場所を孫を連れてあちこち巡っていたのだけれど
何よりビックリしたのは中沢啓治の孫の名前が「元(ゲン)」であったことだ。
何がどうやってそんな因縁深い名前をつけてしまったのか。孫にだよ。孫に。
番組の中では語られなかった、そのへんのいきさつが気になりました。
しかも元くんはちょっとゲンの絵に似てるんだよね。はだしじゃなかったよ。
もともとが中澤啓治の自画像だから、似ていてしかるべきなんだけど。
じいちゃんに色々ピカドンのことを聞かされても全く興味なさそうなのがかわいかった。
という番組に中沢啓治が出ていて、
原爆ドームとか思い出深い場所を孫を連れてあちこち巡っていたのだけれど
何よりビックリしたのは中沢啓治の孫の名前が「元(ゲン)」であったことだ。
何がどうやってそんな因縁深い名前をつけてしまったのか。孫にだよ。孫に。
番組の中では語られなかった、そのへんのいきさつが気になりました。
しかも元くんはちょっとゲンの絵に似てるんだよね。はだしじゃなかったよ。
もともとが中澤啓治の自画像だから、似ていてしかるべきなんだけど。
じいちゃんに色々ピカドンのことを聞かされても全く興味なさそうなのがかわいかった。
機転が利くカツオ君
2008/12/5
最近のサザエさんでは
「機転が利いてアイデアマンなのに、テストの成績は悪いカツオ君」
っていう設定がなんかおかしいなぁと思っていたんです
小学生なら知能だけで乗り切れるから、機転が利くだけでだいたい成績は良いからね
でも「サザエさん第1話」を見たら納得しました
戦後すぐの昭和の子供では、機転が利いてすばしっこいけど勉強はできない
っていう成立のしかたは十分にあったんですよね
戦後教育と子供の在りようはカツオ君のメンタリティひとつとってもずいぶん変化してるんだなあ。
作者が亡くなってからのサザエさんのアニメはなんかもう同人誌みたいになっちゃってるけど
だけどお話の根幹に関わる設定の部分にに昭和の考えがきっちり残っている。
だからこのごろのむりに現代っぽい同人誌的なつくりとのズレがゴツゴツしてきて、なんか気持ち悪いんだと思います。
もともとの漫画が新聞連載だからっていうのもあるんだろうけども、
本来そうであった人間関係の設定のリアリティさが主題になってるものだから
容易にスライドさせ得るたぐいのものではないんだよね。
その点ドラえもんでは登場人物は「あくまでコマ」なので、のび太君は昭和の子供でなくてもいいのかもしれない。
ひみつ道具のクオリティと技術進化がどうのって考えもあるかもしれないけどさ。まあそれはいいや。
オープニングムービーがオシャレ!
「機転が利いてアイデアマンなのに、テストの成績は悪いカツオ君」
っていう設定がなんかおかしいなぁと思っていたんです
小学生なら知能だけで乗り切れるから、機転が利くだけでだいたい成績は良いからね
でも「サザエさん第1話」を見たら納得しました
戦後すぐの昭和の子供では、機転が利いてすばしっこいけど勉強はできない
っていう成立のしかたは十分にあったんですよね
戦後教育と子供の在りようはカツオ君のメンタリティひとつとってもずいぶん変化してるんだなあ。
作者が亡くなってからのサザエさんのアニメはなんかもう同人誌みたいになっちゃってるけど
だけどお話の根幹に関わる設定の部分にに昭和の考えがきっちり残っている。
だからこのごろのむりに現代っぽい同人誌的なつくりとのズレがゴツゴツしてきて、なんか気持ち悪いんだと思います。
もともとの漫画が新聞連載だからっていうのもあるんだろうけども、
本来そうであった人間関係の設定のリアリティさが主題になってるものだから
容易にスライドさせ得るたぐいのものではないんだよね。
その点ドラえもんでは登場人物は「あくまでコマ」なので、のび太君は昭和の子供でなくてもいいのかもしれない。
ひみつ道具のクオリティと技術進化がどうのって考えもあるかもしれないけどさ。まあそれはいいや。
オープニングムービーがオシャレ!
Comments