ノータイトル

ハイパーメディアクリエイターとヴィジュアリストって、同じ職業かな。
あと、地球環境運動家。




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調布の二人

つげ義春が水木プロの仕事を手伝うようになったのがもともとの縁とはいえ、
この二人が京王線をはさんで調布駅からほぼ対称の位置(推測)にいまだに生きて住んでいる。
という事実が私に生きる力を与えてくれるような気がしまるす。
数年前の不発弾処理の時は、二人とも避難区域だったのでしょうか。
あの日曜日に、二人は同じような時間に同じように家から逃げたのだろうか、とか想像すると、生きていてよかったと思えてくる。
実際に避難区域だったかどうかは知りませんけどね。
水木しげるが、「つげサンと猫は天才だから、かなわない」と綴っていたのは胸にきました。

吉祥寺→楳図かずお、大島弓子、宮崎駿
調布→水木しげる、つげ義春、吉田戦車
こうして並べてみると、何か味わいが出ますね。
吉祥寺は「乙女」、調布は「隠居」。
吉祥寺も調布も武蔵野とみなせば同じなのですが、中央線と京王線の性格のちがいは大きい。


つげ義春初期傑作短編集 1
Link
深大寺でのインタビューが載っていて、泣ける。



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Lake Tahoe

ダック・シーズンのフェルナンド・エインビッケ監督のLake Tahoe
ベルリンで賞をとっていたようですね。見たいな~。



もしかしてちょっと中江裕司の映画と似てるのかもしれないですね。
沖縄とメキシコ、どっちも暑そうという共通点しかわかりませんが。
チリ独裁政権とか共産主義の映画より、こういう無事故無傷な映画の方が自分には好ましいです。
中江監督もフェルナンド監督も、もっと評価されてよいと思うのですが。

早く、翻訳・輸入されないでしょうか。次のラテンアメリカ映画祭とか持ってくると、良いと思うのですけどね。
英語字幕のDVDでもいいよ。海外amazonでむりやり買ったとしても、リージョンコードを突破できる自信がない。
スペイン語をきいてもわからないのはとても悲しい。勉強できる時にもっと勉強しておけばよかったですよ。私は愚かです。

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nekogusu

猫楠Link

水木しげるが南方熊楠のことを漫画に描いたのも、しっくりくるというかすごくよくわかるのです。
いうまでもなく、この二人は似ているのかもしれませんね。
プリミティブな気質はプリミティブな気質に惹かれるんでしょう。
そして、この漫画を読むのはなぜかすごく疲れることだった。
だからそのうちもう一度読もうと思って本棚に置いてあっても、なかなか手に取ることができかねるのです。

水木しげるは伝記シリーズも良いですよ。妖怪だけではないのです。
あと、全盛期の悪魔くんとかは多忙とか不人気とかいろんな理由で途中で投げ出す感じがたまらん。
つげ義春は、水木プロの美女担当だったのでしょうか。
つげ美女にはうなじがあるんだよね。水木サンのにはうなじないので、色気がない。
妻、娘のエッセイも含め、だいぶ水木本が揃ってきました。
私はこういうふうに生きているので、社会制度とか税金とか関係ないのです。
興味がないので言われるがままに払い、従うだけ。考えてもわからないしね。
精神的グリッドとしては12歳くらいの座軸に置いておくのがちょうどいい気がします。

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やっと終盤

カイエ・ソバージュLink を読んでいます。やっと5巻まできたよ。

対称性と非対称性、無意識、夢、神話、分裂症などなど
中沢新一の詭弁スレスレの講義は楽しいですね。
高次元の無意識が3次元のグリッドにぶつかるたびに換喩、隠喩など意味の圧縮や置き換えが起こる。という話が面白い。
ここだけ引用してもなんのことかって感じですがね。
私はどうして自分の夢を反芻することを好むのか、なおかつその悪趣味をやめられないのか、
さらに社会制度や法律、お金もうけに興味がないのか。
これでだんだんわかった気がします。安心しました。
ポニョが神話の構造をとっているという話もこの理屈で説明がつくんだとおもいます。
あと、なんか私の読むもの読むものあっちこっちで熊楠が出ては隠れ出ては隠れするので、
ちゃんと熊楠の本も読むべき時がきたような気がします。これでしばらくは(むこう20年くらい)楽しめますね。

中沢詭弁を読んでたらDeepForestをききたくなったので、CDを久々に出しました。
低音が良いですね。

Mdazulu

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