第637回 2011年あたりの空虹ってどうよ?話

U・B  >さて、久々に空虹さんの過去作※1)を振り返ってみる手抜き回※2)ですが、あまりに久々なので2010年とかからな
       んですが、前回の話っぷりだと、どっからかよくわかんので、絹の雨」から「その掌には」までと区切ってダベ
       りますお。
空虹桜>なんかいろいろツッコミどころがあった気がするけど、いちいちツッコむのがめんどくさくなるから、その辺、アンタの芸
       風ってスゴいね。
U・B  >へそ曲がりなお褒めの言葉ありがとうございます。で、本題に戻りますけど、なんだろ?ざっと見た感じランダムさが
       増したというか、簡単に褒めにくい作品が増えたというか。
空虹桜>そこはもうちょっとなんとか言語化しようよ。
U・B  >俺に求めますか?
空虹桜諦めたらそこで試合終了ですよ!※2
U・B  >うっさいわ。えっと、空虹さんの得意技ってのがいくつかあると思っていて、実はその内の一つの「少女モノ」っていう
       かの使用頻度が下がってるのはわかる。
空虹桜>そだね。明らかな感じなのは「夜の森線」ぐらいだもんね。
U・B  >なんか、その一番得意なコードを封印してるせいか、掛け合い会話で構成してる物語が多くて、そうじゃないのも含めて、全体
       的になんかちょっと長くね?みたいな話が多いかなぁと。
空虹桜>今回は褒められるんじゃなくて、ダメ出しされる回なん?
U・B  >結果的に?
空虹桜>長めの話が多いってのは、まぁ、事実だから仕方ないんだけど、そこで「告白」みたいな話が映えるわけじゃない。一行で
       バシッと決まってる話が。
U・B  >でもそれはホラ、今回まとめて読み返してたりするから思うわけで、普通にチラチラっと読む分には、そんなこと考えなくね?
空虹桜>考えてくれてる人がいたら、相当アタシのこと好きだよね。
U・B  >マニアの世界ですわな。あと、傾向として、なんかひねくれた話が多いッスよねぇ。
空虹桜去年はわりとそゆコンセプトで書いてたからね。
U・B  >あり?予想外にサラッと認められてしまいましたですよと。
空虹桜どれだけネタかぶりしないで、でも、タイトル感のある話を書くか?が、実際去年の
       テーマだったからね。今年はまたコンセプト変えてるけど。
U・B  >なんなの?そういうのって。
空虹桜>なんなのって、おんなじよな話ばっか書いててもつまんないじゃないしたっけさ(※3)、「赤春」だと
       か「その掌には」とかみたく読者の経験に依存しない、でも、開いた話だとか、エンタメ作家としてどこまで書けるんだろう?
       っていう、限界を探す実験中っていうさ。
U・B  >久々にしたっけとか仰いました?
空虹桜>そっちかい・・・
U・B  >ええ。なんだか、手抜き回のハズが、喋りすぎた感あるんで、これぐらいで終了と。ちなみに、空虹さんのお薦めは?
空虹桜>パッと思いつくのは「怪獣のバラード」と「赤春」と「告白」かな。(※4


※1 空虹さん:このサイトのオーナたる空虹桜のこと。超短編作家。過去の雑談はこれとかこれとかこれとか。それより古いのは探すのメンドい。
※2 安西先生の名言。つか、この台詞が一人歩きしている感はある。
※3 したっけ:道産子言葉。つまり、北海道弁。宇宙で一番使い勝手のいい単語。
※4 空虹17行。U・B17行で、ドロー。ブックガイド的な駄話なつもりなんだけど、ちゃんとなってるかどうかはよくわからんのです。いつものことだけれど。


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