その36「2021年の空虹桜」

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U・B> RSRレポ(※1)を取りまとめていたら、もちろんカオシデに割く労力は無いわけで、今月は手抜き回です。空虹さんが運営されてらっしゃる「超短編の折り詰め (仮)」(※2)のおかげで、この手の駄話回やる際の準備が凄い楽になりました。

空虹桜> 褒められているのか、貶されているのか。

U・B> 空虹さんが2021年が書いた超短編(※3)は「白白白 -Winter Night Edition-」から「真に受けるな」の13作でしたけど、専らタイトル競作(※4)では2作書いてらっしゃいますね。

空虹桜> そこは意識的っていうか、テーマのひとつ。

U・B> ですか?ちょっと、実はその辺の話を深掘りしたかったんですけど、当然っちゃ当然ですけど、2作品のトーンが全然違うじゃないですか。

空虹桜> そりゃね。って、まず、タイトル競作の話をする必要があると思うんだけど、「500文字の心臓」(※5)のタイトル競作は作者匿名なので、マナーとしては作者がわからないように書く必要があるかなぁと思ってます。

U・B> とはいえ、作風とかって滲み出るモノじゃ無いッスか?

空虹桜> そりゃね。当然アタシの特性において、書きやすい話とか書きにくい話もあるしね。あと、とくにこの1年だけど、思いついたどうしようもない小ネタを一回吐き出さないと、次のネタを思いつけないというか、意識が向かないの。

U・B> なんッスか?老化ですか?

空虹桜> それもあるとは思うんだけど、2作出せるならネタを殺す必要ないんだし、両方とも有効活用すればいいじゃん!ってのが、2作出してる最大の理由。この辺は鶏卵で、忘れられないから2作書くのか、2作書くから忘れられないのか?ってところもある。

U・B> その典型みたいなのが「三階建て - count 1,2,3 -」や「INU総会 -New Order Edition-」「眠りすぎないように - have a good sleep! edit.」あたり。

空虹桜> 改めて読むと、攻めてるっていうか、誰に向けてんだ!っていう。

U・B> ワタクシは「三階建て - count 1,2,3 -」の1ネタで最後までゴリ押ししようっていう狂気が凄いなぁと。

空虹桜> 狂気か。

U・B> これは狂気ですよ。2021年はこれと「白白白 -Worm-」が狂気でした。ホントに頭おかしいヤツいると思った。

空虹桜> 3文字も同じ文字が続いたら、それがすでに狂気だよ。

U・B> 極論。あと、全体的に会話劇というか、相手のことを思いやろうとする話が多いなと。

空虹桜> そうなのか?

U・B> 「INU総会 -INU means DOG-」なんて、もう、相手への愛情しかないじゃないですか。英題頭おかしいし。

空虹桜> 待て。なんで女王様の話をそう解釈した?

U・B> そんなにたくさんの犬がいるのに、どの犬に対しても変わらぬ愛情を捧げるって、女王様だからじゃないですか。

空虹桜> 待て待て待て。女王様は犬に愛情を捧げはしないぞ。どうして女王様が捧げなきゃならんのだ。

U・B> えっ・・・そうか。日本語難しい。

空虹桜> 日本語というか、コミュニケーションは難しいんだよ。相手がなにを考えているかはわからないという前提が欠落してしまいがちだし。

U・B> そもそも、当人がなに考えてるか無自覚だし。

空虹桜> ホント。自分がなに考えてるのかわからん。だからこそ、ロジックをちゃんと用意しておかないとトレースできないんだよね。

U・B> で、リアル系からファンタジーまで結構バランス良く取りそろった2021年ですけど、ザ・超短編感あるのはタイトルの通り、「少女、銀河を作る(オーセンティック・エディション)」ですよね。

空虹桜> それはね。足穂(※6)やろうとしたから。

U・B> 空虹さん、この手の話ちゃんと量産できたらお金になるんじゃ無いですか?

空虹桜> できて年2作だよ。アタシの素養だと。できれば書きたいけどね。

U・B> 素養の問題なんですか?

空虹桜> これだけを書きたいならもうちょっと行ける気はするけど、これだけが書きたいわけじゃ無いし、本当に需要があるか?というと悩ましいし。

U・B> それはまぁたしかに。空虹さん的に書けた話ってどれですか?

空虹桜> エンパワーメントは年一では書きたいなぁと思ってるから、「少女、銀河を作る - 元少女、銀河を護る」と、超終わらせ方悩んだ「三階建て 〜 異邦人

U・B> 「少女、銀河を作る」は、2作出せる真骨頂みたいな振れ幅ですよね。

空虹桜> どっちもアタシなのはモロバレな感じもあるけど。

U・B> 一方、何気に空虹さんポツポツ怪獣モノ書いてますよね。っていう「三階建て 〜 異邦人」

空虹桜> アンタ受けは、これが一番いい気がする。

U・B> そうですね。ちょっとした平成ガメラ感ですよね(※7

空虹桜> アタシに同意を求めるな。

U・B> さて、〆ますけど、2020年書きおろしまくってたのが、2021年になって3作ぐらいになったのは、やっぱりCOVID-19(※8)が日常になっちゃったからですか?

空虹桜> そうね。あと、インプットが足りてないのか、それともインプットしすぎなのかで、アウトプットが詰まってる感がある。

U・B> ああ。まだ過渡期ですよね。日常とはいえ、受け入れるつもりは無いっていう。

空虹桜> だから、結構周りでいろいろCOVID-19禍の中で動きはあるんだけど、アタシはどう動こうか決めあぐねてるんだよねぇ・・・

U・B> ふぅん。で、「真に受けるな」の再録(※9)どうなってんッスか?


※1^ RSR:U・Bがなによりも大切にしているロックフェスティヴァル「RISING SUN EOCK FESTIVAL」の略称。RSR2022レポは8/128/13
※2^ 超短編の折り詰め (仮):空虹さんが運営する、超短編まとめ&キュレーションサイト。いい加減、(仮)取ればいいのに。
※3^ 超短編:ここでは、500文字以下の短い物語を指す。
※4^ タイトル競作:後述の「500文字の心臓」で行われているメイン・コンテンツ。
※5^ 500文字の心臓:超短編のタイトル競作サイト。
※6^ 足穂:日本の小説家、稲垣足穂のこと。代表作は「一千一秒物語
※7^ 平成ガメラ:ピクシブ百科事典によると、ガメラシリーズにおいて平成時代に公開された「平成3部作」を指す。
※8^ COVID-19:2019年に発生した新型コロナウイルス感染症の世界保健機関による国際正式名称。
※9^ 再録:空虹さんの超短編は必ずバージェス頁岩に収録しているのだけど、まだ「真に受けるな」については、実施されていないという話。

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